ニューヨークのミッドタウンで38年ぶりの日食を観察

アメリカ本土で38年ぶり、西海岸から東海岸まで横断するのは99年ぶりとなる皆既日食。



今回は北西から南東にかけて日食による影が移動するため、オレゴン州~サウスカロライナ州にかけてが皆既日食状態になり、車の運転に注意を促すほど暗くなるらしいが、ニューヨークでは部分欠け程度。

州政府などは、空が急激に暗くなる皆既日食の時間帯は路肩に車を止めず、観察する場合は、事前に安全な場所に車を止めるよう要請している。道路上の電光掲示板で「空が暗くなっても、ブレーキを踏まないで」と呼びかける予定だ。

皆既日食「史上最悪の渋滞も」100万人移動か

皆既日食にはならないニューヨークではあるが、午後2時44分に一番欠けるということで、仕事を中断して観察へ。

ためしに紫外線を浴びて暗くなった調光レンズ(通勤ライドで使っているアイウェア)で見てみるが太陽光が強すぎてまったく歯が立たない。



ちゃんと観察準備をしていなかったのが悔やまれたが、中には専用望遠鏡で撮影している猛者も。



中には紙を使ってピンホールの原理で観察している人も。



あとでググってみたら、国立天文台のホームページに同じ原理の観測方法が照会されていた。

厚紙など、光を通さない薄いシートに小さな穴を開けて、日食中の太陽の光を当てます。すると、穴を通って影の中に映った太陽の光が、欠けた太陽の形になっています。(ピンホールカメラの原理です。)

日食を観察する方法

2009年7月22日に日本であった皆既日食のときに合わせて掲載されたそうで、あらかじめ調べておけば今回も無駄に立ち往生することなく見ることができたのに・・・。



幸い、先に観察していた知り合いと合流し、日食観察用のメガネを貸してもらう。



さすが専用メガネだけあってちゃんと見える。

専用メガネ越しに撮影してみるとこんな感じ(実際にはもっとハッキリ見えたがカメラ越しだとぼやけてしまう・・・)。



そうこうしている間に一番欠けるという2時44分を迎えるが、あいにく雲に阻まれてしまう・・・。



その頃、少しアップタウン側で働いているIさんから綺麗な画像が届く(Iさん、使わせていただきました)。



周りはさらに混んできて、人ごみを掻き分けながらオフィスへ戻る。



人のことは言えないが、みんな仕事しろよ的な・・・。



ちなみに経済チャンネルのCNBCでも日食特集。わざわざCLOSING BELLの「O」が皆既日食になっているという手の凝りよう。



なお、ネットではもっと綺麗な画像を見ることができる。皆既日食になる南部ではもっと綺麗に覆われたようで、オレゴン州では夜のように真っ暗になっている。



次にアメリカ本土で皆既日食が見れるのは2024年の4月8日とのこと。

Although Monday's eclipse was peaking over two minutes in the path of totality, the 2024 eclipse will have peaks of 4½ minutes. In the United States, it will be visible in a diagonal path crossing from Texas to Maine, according to NASA.

Missed the eclipse today? America's next one is in 2024


7年後には物心ついた息子と一緒にみたいものである。


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