VIX地獄爆心地:XIV償還価格確定まであと6営業日

本日6日、ダウは1032ドルの更なる大幅安となりました。



でも死刑執行待ちのあちきには関係ありましぇん。

ダウが0ドルになろうが、最大損失は5万8千ドル。

よくなってもスズメの涙・・・。

もはや5万8千ドルだろうが5万5千ドルだろうが大差はないのでつ・・・。

あちきの呪いでさらなる下落が市場を襲うことでせう・・・。

( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \

XIV死刑執行日までのカウントダウン


XIVの償還価格は2月16日のClosing Indicative Valueで確定する。

つまり、あと6営業日。

もともと140ドル台だったのが5ドル前後まで落ちているXIV・・・。

残念ながら、5ドルが4ドルや6ドルになったところで600万円の負けが595万円や605万円になるだけで大局に影響はない。

が、それでもここまで損失を喰らった相手・・・。

ギロチンが落ちる最後まで真正面からXIVと向き合っていきたい。

もはやXIVとは分かち難く結びついてしまった。



取得日平均取得価額元本
1/31~2/5/2018
116.42
58,209
カウントダウンClosing Indicative Value損失額
2/5/2018
4.22
-56,099
2/6/2018
5.32
-55,549
2/7/2018
5.56
-55,429
2/8/20184.92-55,749
2/9/2018
2/12/2018
2/13/2018
2/14/2018
2/15/2018
2/16/2018死刑執行日

このまま推移すれば元本5万8千ドル全てではなく5万5千ドルくらいで済みそうな感じであったが、今日の1000ドル以上の大幅下落でまだわからなくなってきた。

5万ドル以上負けていると3千ドルくらい端金に見えてくるから怖い・・・。



が、うまい棒に換算すれば3万3千本くらいになると思えば無駄にはできない。

そうだ、そもそもうまい棒単位で考えていれば10円のありがたみがわかって大金をリスキーな賭けに投入することなどなかったのだ。

ありがとううまい棒・・・。

ありがとうドラえもんもどき・・・。



日本版XIV:野村2049 NEXT NOTES S&P500 VIX インバース ETN


なお、日本版のXIVである「2049 NEXT NOTES S&P500 VIX インバース ETN」も同じように暴落して早期償還が決定されている。



ただ本家と違い、すでに償還価格は決定されており、1144円で償還されるとのこと。

直近高値が40,150円であるので、97.15%の暴落。高値と比べた償還率は2.85%となる。



一方XIVは、146.44ドルが4.92ドルなので、現在値でも3.36%日本版の方が償還率が悪く、XIVよりも日本の個人投資家は損してしまう結果になりかねない。

しかも最終売買日から償還金の支払いまでなんでこんなに長いのだろう・・・

日本版の2049は2月16日には上場廃止で、XIVの取引最終日である2月20日と2営業日しか違わないのに、償還金支払い開始日は、XIVは2月21日なのに対し、2049は4月2日と1ヶ月以上遅い・・・

The acceleration date is expected to be February 21, 2018.

On the acceleration date, investors will receive a cash payment per ETN in an amount equal to the closing indicative value of XIV on the accelerated valuation date. The last day of trading for XIV is expected to be February 20, 2018.




金利や将来価値の考え方からしてみれば、償還を1ヶ月以上遅らせるというのは無駄に時間(すなわち金)を奪っていることに他ならない

流動性を1カ月以上拘束することがどういうことなのか、もっと真剣に考えて欲しい。

そもそもXIVの構成上、ボラティリティが収まれば価格は微増していく性質なので、償還価格の決定日が暴落直後であれば償還価格が低くなるのは当然である。

が、償還価格の決定はXIVより1週間以上早いくせに、実際のキャッシュの払い戻しを1カ月以上遅らせているのは辻褄が合わない

XIVと同じように償還日の3営業日前、つまり4月2日の償還日前の3月下旬を償還価格の決定日とするのであれば、もっと2049の価格は回復して少しでも投資家の損失が目減りしたかもしれないのに・・・である。

この不透明性に信頼が置けず、自分は日本の市場には手を出さないようにしている。

過去には日本航空が株主のみならず債券まで紙屑にしたくせに再上場したのは今でも厚顔無恥甚だしいと憤りを覚える。

出資をしている株主は一蓮托生だとしても、融資として借りた金を返さないのはモラルハザードとしか言いようがないし、「生涯投資家」の中でも株主を無視して会社を私物化するカスのような経営者が多く取り上げられている



村上ファンドがニュースになっていた当時、自分はまだニューヨークにはいなかったが、それでも東京の外資系金融機関で働いていたので、株主や債権者を軽視する日本企業文化(というよりコーポレートガバナンスの欠如)に違和感を覚えていた。まさに世界の非常識が日本の常識になっているような違和感・・・。

一方で、この本ではそういった日本の投資家軽視姿勢を正すために、敢えて日本のいびつな構造をしている会社に投資をして変えようとしていたことが書かれている。

日本より適格な市場なんて他にいくらでもあるんだから、単に日本を避けて投資家を向いている国・企業に投資すればいいと自分だったら思ってしまうところだが、そこに敢えて踏み込んで世の中を変えようという信念を持っているのが違うところなのだろう。

だからこそその理念を貫き通すことで、賛同する投資家からファンドマネージャーとしてあれだけの資金を集めることができたのだと思う。

知らんけど。


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