ここがダメだよ!ブロンプトンのブレーキキャリパー問題

再三悩まされているブロンプトンのブレーキキャリパー問題。

最大の問題はブロンプトン特製のブレーキの耐久性が悪いということ。

あえてキツイ言葉でいえば「価格の割りにヘボい」のである。

一番酷いのはバネが簡単に効かなくなってしまうこと。

10年前に買ったSpecialized Tarmac Eliteの完成車についてきた安物のTektroブレーキと比べてみる。

通常、ブレーキはテンションがかかっていない状態(ブレーキレバーを握っていない状態)では、開いている。



ブレーキレバーを握るとワイヤーが引っ張られ(テンションがかかり)、ブレーキシューが狭まってリムを両側から押さえつけることでブレーキをかけている状態になる



そしてブレーキレバーを離すとテンションが弱まってブレーキシューが元の状態に戻り、リムから離れることでブレーキがかかっていない状態になる。



うん、「何を当たり前のことを言ってるんだ」という声が聞こえてきそうなくらい当たり前だ。

が、上記10年物のTektroブレーキに対し、こちらは使い始めて3年のブロンプトンブレーキ



テンションをかけるとブレーキシューが狭まり・・・。



テンションを外してブレーキレバーを握っていない状態にすると・・・



戻らねえ・・・・!!!!

そう、バネ部分の劣化が激しく、ブレーキレバーを離しても元に戻らない=常にブレーキがかかっている状態になってしまうのである。



ちなみにもう一度言うが、比較しているのは10年物のTektroブレーキ。

別にDura-AceやUltegraと比べてヘボいと言ってるわけじゃない。

TektroはTRPという上位ブランドモデルと違い、完成車の値段を抑えるためにデフォルトでついてくるようなエントリーモデルもいいところの安物ブレーキ。

シマノで言えば105にも及ばず、TiagraかSoraレベルか・・・。

それでも10年物のTektroはまだ普通にバネが機能しており、ブロンプトンの方は3年で使い物にならないスクラップ状態・・・。

たしかに晴れの日に乗ることが多いロードに比べ、毎日、雨や雪でも乗る自転車通勤用のブロンプトンの方が酷使されていると言えるが、それでもこんなに酷くなるものなの?という感じ。

一度締まったブレーキシューは両側を握って無理矢理引き離してやれば元に戻るが・・・、大人の自分でも力を入れないときついレベルなので錆び付き度は半端ない。

じゃあブレーキレバーをUltegraにしたようにブレーキキャリパーもアップグレードすればいいじゃんと思うがそうは問屋が卸さない

問題が根深いのはブロンプトンのパーツは専用設計だということ。

そもそもなぜブロンプトンのブレーキは下引き(ブレーキワイヤーが下に引っ張ることでブレーキをきかせる)なのか。



それは折り畳んだときに上引きだとケーブルが出っ張って地面と干渉してしまい、ブロンプトンの特徴である「折り畳んだ状態で転がす」ことができなくなってしまうからである。

横から見ると、下引きにすることでブレーキがキャリアの内側に収まっていることがわかる。ちなみに左側にある小さな車輪が折り畳んだときに転がすためのキャスターとなるが、ブレーキが上引きになると車輪の部分にまでケーブルがはみ出すことになる。



さらに泥除けがブレーキキャリパーの内側に入ることから、ブレーキキャリパーの内側スペースが広く専用設計されており、普通のロードやクロスバイク用のブレーキキャリパーだと干渉してしまい、泥除けや荷台のキャリア部分をヤスリで削ったりしなければ取り付けることさえできない

Vブレーキならタイヤ上部のスペースが広く取れるので泥除けがあっても問題ないが、そもそもVブレーキ対応のフレーム(シートステイの左右両側にそれぞれ取り付ける)になっていないためキャリパーブレーキしか取り付けられない。



ということで根本的にブレーキ問題を解決しようと思ったら大改造を施すか、そもそもDahonやTernといった別メーカーの折り畳みに乗り換えるかということになる。

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