LA出張早朝サイクリング:9年ぶりのサンタモニカピアへ

LA出張中に行きたいところがあった。

そう、あれは9年前のこと。

2009年 LA旅行


当時は個人旅行で訪れたのだが、最終目的地はLAではなくてラスベガス。

ニューヨークからラスベガスへの乗り継ぎとしてLA経由の航空便だった。

そしてLAでのトランジット時間が半日ほど。

そのためトランジット待ちの間にちょこっと4時間ほどLAを観光したのであった。

そもそも時間が短いためゆっくり回ることは難しく、訪れる観光名所は1つくらいが限界。

ということで、砂漠に囲まれたラスベガスでは見ることのできない海を見るために行ったのがサンタモニカピアだった。



せっかくだから9年ぶりに同地を訪れてみようということでサンタモニカへはこの出張の機会に再び訪れておきたかった。



サンタモニカへ


ところが、結局ミーティングなり夜は現地同僚と飲みにいったりでまったく時間が取れず、ついには最終日。

朝8時には空港へ向かわないといけない中、できることなら不測の事態を避けて出発当日の朝に動きたくはない。

ただそれ以上にサイクリング熱が勝った・・・。

前日も夜は会食があり、宿に着いたのは11時過ぎだったが、睡眠不足は飛行機の中で寝ればいいということで、3時半に起きる。

この日のために持ってきたサイクリングジャージとレーパンを履いて出発。

ホテルを出るとまだ真っ暗だが、乗り捨てられているメトロバイクが治安の悪さを覗わせる。



前回と同じバイクステーションで借りていざ出発。



朝4時台、真っ暗な中をひたすら西へ進む。



ところどころ起伏はあるものの基本平地。

ニューヨークでは撤退してしまった吉野家があったりと日系の店も見かける。



大通りをひたすら西へ西へ。

ときおり信号待ちで現在位置を確認しながら代わり映えのない景色の中を西へ進む。

ふと見るとビバリーヒルズのBMWディーラー。



ビバリーヒルズ高校白書を見た20年前の記憶が蘇ってくるが、あのビバリーヒルズに今いるとは・・・。



さらに西へ進むと綺麗なオブジェが。



意味はなさそうだが大量に並んでいる街灯はインパクト大。




マクドナルドがMじゃなくてNになってたり、



そしてガソリンスタンドを通り過ぎるがレギュラーガソリンの高さに驚かされる。



あとで調べたら西海岸はガソリン価格が高いらしく、ニュージャージーでは1ガロン2.6ドル台(≒リッター75円)なのだが、ロサンゼルスでは1ガロン3.79ドル(≒リッター109円)とめちゃくちゃ高くてビックリ。



海岸に近づくとちょっとした丘もあってそれなりに疲れる箇所も。



だんだんと潮風っぽい潮の匂いが漂ってきて海岸が近いことがわかってくる。



と、ヴェニス(サンタモニカ周辺地域)のバイクシェアを発見。



なんとダウンタウンのものと種類が違う・・・。



同じメトロバイクシェアのアプリではサンタモニカ周辺でもステーションを確認できたので互換性があると思っており、時間があったら一旦返却して散歩してからもう1回借りて帰ってこようと思ったがこれでは乗換えができない。



だが時計を見るとそんなにゆっくりしている時間はなさそうなので先を急ぐ。



そこからしばらく行くとついにサンタモニカピアへ到着。



ああ、変わってない・・・。



この砲台も9年前の記憶のまま。



ちょうど空も白みかけてきて海を眺める。



桟橋上の観覧車も懐かしい。



あれから9年の月日が流れたのか・・・と感傷に浸ろうと思っていたのに時間がない・・・。



そこから踵を返して帰路へ。



帰路はひたすら踏んで踏んで踏みまくる。

幸い、テープで固定したGarminのサイコンのおかげで最短距離を走る。



上からテープをかぶせて固定しているだけなので段差では剥がれないか注意していたが最後まで持ってくれた。



途中カリフォルニアらしい高いヤシの木の通りを通る。



そしてダウンタウン近くのコリアンタウンまで戻ってくる。

韓国系の現地同僚から聞いたところ、ロス暴動のときはリアル北斗の拳状態で、屋根に上って黒人暴徒集団に発砲する韓国人店主がいたりとやばかったらしいが、今はどんどん発展して地価も上がっているらしい。



しばらくして無事ダウンタウンまで戻ってきてメトロバイクを返却。



もともと出張で自由時間はないものと思っていたが、こいつのおかげで今回も自転車ライフを楽しむことができた。



こうして平日のみの5日間の出張が終了、東海岸へ帰ってきたのだった。


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