自転車通勤 in サンダーストーム

ニューヨークの先週末は酷暑警報が出されるほどの夏日。

あまりの暑さにニューヨークシティトライアスロンも中止になったほど。

そして月曜は雷予報。

自分は朝天気予報を見て、気象レーダーの様子をみながら雨雲を避ければいけるかもしれないと自転車通勤。

寒い冬の夜の雨はきついが、夏の小雨くらいなら問題ないので、降水確率50%くらいなら決行する。

その日の夕方にミニッツキャストで1分ごとの予報が見れられるので気象レーダーの雨雲とともに確認すると、しばらく雨は降らないということなので仕事の時間を調整して早めにオフィスを出る(↓はイメージ画像で当時の時間帯のものではありません)。



が、実際にハドソンリバー沿いに出ると、雨は降ってないが、周りを何層もの分厚い雨雲に囲まれてるような状態でいつ降り出してもおかしくない。



というかどんどん真っ暗になってくる・・・。



ふと遠くのジョージワシントンブリッジを見ると、ニュージャージー側は雨で建物が見えなくなっている・・・。



しばらく見ているとジョージワシントンブリッジの西側の主塔も雨で隠れ・・・。



さらに見ていると豪雨でどんどん橋が隠れていく様子が遠くからでも確認できる・・・



ボーッと写真撮ってる場合じゃない(ホントだよ!)と気付き走りだす。

目視で何度も稲光が落ちるのを見ながら自転車を走らせる。

遠くの、すでに景色が見えなくなっている橋があった場所を見ながら、「あの中にこれから突っ込んでいくのか・・・」と思いながら、ジョージワシントンブリッジへ向けて飛び込んでいく。

稲光が鳴り響き暴風が吹き荒れる中を走っていると降っていないのが不思議なくらい。



すでに暗い雲というより、辺り一面真っ暗な空と化している。



橋の近づくにつれて小雨→雨→大雨→豪雨と変わっていき、スマホもビニール袋の中にしまって写真を撮る余裕もない状態に。

橋の入り口付近ではもう雨宿りした方がいいんじゃないかと思うくらい土砂降りの豪雨だが、遠くの西の空を見ても晴れ間がまったく見えないので既にずぶ濡れの状態で待ち続けて風邪引くよりも走り続けた方がいいと判断し飛び込む。

橋の上では横殴りの雨が顔にあたって痛みを感じつつ、隣を走る自動車の水はねを何度も浴びてぐちゃぐちゃに。

橋を渡ったあとの坂は川のように水が流れ落ちていて、グリップに不安を感じながら川を上る様はまさに鯉の滝登り・・・。

なんとか自宅まで到着したあとはシャワーを浴びつつ濡れたシューズやバッグを一晩中乾かすことに・・・。

ちなみにブロンプトンの雨天カバーは気休めにしかならず、透過GIF並みの透過率を誇るので大雨では中身もビシャビシャに濡れてカバーの意味をなさない始末・・・。

天気予報が外れことなんてしょっちゅうだが、それでも今回は完全に裏切られた。

これまでの自転車経験の中でも三本の指に入るくらいの厳しい豪雨ライドであった。

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