欧州遠征記6日目:タイムトライアル開始前

タイムトライアル出走準備

タイムトライアル当日。

目を覚まして外を見ると、雨。



自分のスタート時間は午後1時のため、午前11時までであるホテルのチェックアウトを先に済まさなければならない

まずは朝食を取る。昼スタートということもあって、消化時間は十分にあるのでそこまで気にせずに腹八分目程度に食べておく。



他の選手も朝食中。ちなみに同じホテルに、同じアメリカから来ている夫婦がいた。彼らは二人とも出場者でコロラドから来ているということだった。



荷物を片付けてチェックアウトの準備をしつつ、30分くらい余裕がありそうなのでスタート地点の様子を見に行くことに。



スタート地点はスタヴロの町と隣接した北側にあるRAVeL(ワロン地域のサイクリングロードの名称)となっている。



そこからスタートして、途中で一般道に降り、4つの峠を越えてスタヴロの町に戻ってきてゴールとなる。ちなみにゴール地点は2日後のロードレースのゴール地点と同じ。



RAVeLの入口に到着。車で乗り入れられる駐車場もあり、TTバイクを見かけることができる。



さすが本格的なTTバイクが多い。



純粋に自転車が好きな身としては、世界大会の出場バイクを観賞できるという点でも役得である。



TrekのSpeed Conceptも。



シマノカーも待機。



フレームまでSHIMANOのロゴ。



スタート地点に到着すると既に女子がスタートしている。



1分毎にスタートしていく。



しばらく女子のスタートを観戦。



自分も数時間後にはここに立つことになる。



スタート地点の雰囲気やトイレの場所等を確認、しばらくスタートしていく女子選手を見てからホテルへ戻る。



荷物を車に運び出してチェックアウト完了。

ホテルからスタート地点までは歩いて5分程度なので、車は置いたままロードバイクだけ持って行こうと思ったが、段々雨が強くなってきている



待ち時間にずぶ濡れになって体を冷やしてしまってもいけないため、車でスタート地点の駐車場まで行き、暖房を付けたまま準備をしていく。



雨はさらに激しくなっていき、ザアザアの一歩手前に。



ふと見ると(おそらく)奥さんに傘を差してもらってローラー台でウォーミングアップするレーサーが。



うちの妻は自分がレースに出るのに否定的なので、「あんなのは特殊な例だ」と言っているが、さらに同じようなカップルがいて、理想的なレーサー家庭の在り方を見せつけられた思いだった



やれやれと思って前を見ると恐ろしい肉体をした黒人レーサーが。ジャージの上からでも筋肉が浮き出ている。写真ではわかりにくいが、腹直筋までモリモリだった。しかもなんて脚してやがるんだと。



自分の出走が近づく。雨はザアザアではないが普通に降っている状態。路面は100%ウェットコンディションなので要注意である。



出走前に雨に濡れることとウォーミングアップで体を温めることのバランスを考えて自分も時間の余裕を見て外へ出てペダルを回す。



既に駐車場の地面は雨でぐちょぐちょになっている。



ローラー台は持ってきていないのでスタート地点の反対側へ続くRAVeLを走る。



ちなみにTT装備のエントリで触れた通り、ウェアー系のみTT装備でロードバイク含めた機材はノーマル。他のレーサーはTTバイクが大半で、中にはロードバイクの人もいるがDHバーを付けたりディスクホイールでTT用の機材を使っている。



はっきり言って浮いていて恥ずかしくもある。かといって出場資格を得たのに走らないのはさらに勿体ないのでしょうがないのではあるが…。そうはいっても、今ある環境、今できることでベストを尽くすしかない



そうこうしていると自分のスタート時間が近づき、トイレに行ってからスタートゲートに並ぶ。そういえばスキンスーツはトイレするのにも面倒くさかった。

ということでスタートまで長くなってしまったのでタイムトライアル本編は次エントリとさせていただきたい。


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