どこから入ってきたのか、家の中で大きな虫が飛んでいるのに遭遇。
これまでも小さい羽虫程度ならいくらでもいたが、虫の胴体の形を視認できるほど大きい虫が入ってきたのは久しぶり。
元来虫が大嫌いな自分は、以前、飛び回ってた胴体が視認できる虫をなんとか殺したと思ったら蛍だったことがわかってショックだったこともあったが、今回は蛍でもなさそう。
こんなこともあろうかと以前買っておいたこいつを取り出す。
電気ショックで触れただけで虫を退治するという、虫嫌いには有り難い一品。
人によってはティッシュで止まってる虫を潰したりするが、虫嫌いな自分はその感触すら嫌なので、潰さなくても触れるだけで仕留めてくれるのであればそれに越したことはない。
で、退治したのがこちら・・・。
これって、ハチじゃね?!
と思って早速グーグルで画像検索してみると・・・。
なんと最初の検索候補がゲイのSNSになっている!!(って違う)
そんな地雷をクリックせず、2番目の候補を見ると英語ではHornet・・・。
そして日本語は・・・、スズメバチ・・・だと・・・!
危険というイメージがあるのがスズメバチ。ハチにも種類があるのでそんなに恐ろしくないハチだと思っていたがスズメバチだったのか・・・?
うちの子はBeeだBeeだというが、いや、ビーではなくてホーネットだよと。
そういえばビーとホーネットで何が違うんだろうかと思って調べてみる。
日本語の「蜂」は英語でBee、蜜「蜂」と雀「蜂」って言うくらいだから、もともとビーが広義の「蜂」で、その中のスズメバチをホーネットっていうのかと思ったら随分違うらしい。
生物学的にはミツバチはハチ目ミツバチ科で、スズメバチはハチ目スズメバチ科らしいが、英語ではハチ目は「Vespidae」で、Beeといったらミツバチ科以下を指し、スズメバチ科とは別の生き物といっていいくらい扱いが違う。
曰く、Beeは温厚でかわいい、それ以外のハチは危険な害虫という認識になるようだ。
そしてBeeは1回刺したら自分自身が死んでしまうので滅多に刺さないが、HornetやWASPは何度でも刺せるので攻撃的で危険なそうな(知らんかった)。
さらにHornetとWASPの違いについて英語版のWikipediaで比較表があったのでチェックしてみると、Hornetも広義のWASPに含まれるようで、今回我が家に出没したのはこの表でいうところのPaper WASPのようだった。
が、2つ前の画像の通り、Hornetはより凶暴、WASPはそれよりはマシ?という認識らしい。
まあHornetもWASPもスズメバチ科なので広義では「スズメバチ」なのだが、日本語で言うところではHornetはスズメバチで、WASPはアシナガバチになるそうな(スズメバチはハチ目スズメバチ科スズメバチ亜科で、アシナガバチはハチ目スズメバチ科アシナガバチ亜科)。
ということで表にするとこんな感じ。
イメージ的には同じネズミ目でもハムスターはかわいがられるけどドブネズミは害獣扱いされるのと同じ感じか・・・。
とりあえずスズメバチじゃなくてアシナガバチ(WASP)なのでよかった・・・と思ってアシナガバチのWikipediaを見てみたら・・・
ヨーロッパアシナガバチ(英語版)(ワスプ、英: European paper wasp、学名:Polistes dominula)
体長11-17mm。小型な種類だが、人家にも巣を作る。ヨーロッパに分布する。市街地でもよく見られる。
刺されると死に至る可能性もあるので刺されたらすぐ皮膚科に行くこと。
Wikipedia アシナガバチ
「刺されると死に至る可能性もあるので刺されたらすぐ皮膚科に行くこと」・・・(((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル
知らずに倒したけど子どもが刺されなくて良かった・・・。
それにしても人家にも巣を作るとあるのでもし近くに巣が出来てたらと思うと安心できない・・・。
コロナ禍で自宅生活が長引いている中で病院沙汰は避けたいので注意していきたいのであった。
本のハチで考えると、「アシナガバチ」じゃなくて、いわゆる「狩人バチ」の見た目してますね
返信削除日本だとトックリバチや、ジガバチがいて、こいつらはアシナガバチと違い、巣を作らず単独生活してて、クモとかイモムシを麻酔で眠らせて育てるタイプです。
まあ、どっちにしろ毒針持ってるので、刺されたら危険ではあるのですが…英語圏だと同じWASP扱いなんですね。
詳しい情報ありがとうございます。そっち関連はまったく知識がないので勉強になります。単に毒だけだと思っていたら麻酔もあるとは。
削除最近ではSquidとCuttlefish(コウイカ)をこっちでは全く別物のように区別しているのを聞いて、どっちもイカだと思っていた自分の感覚との違いを感じました。