ガーミンの消費カロリーと実際の体重変化との誤差はどれだけあったか

これまでエントリしてきた通り、カロリー計算と実際の体重変化との計算誤差が大きくなっていて、ダイエット基準の再考を余儀なくされている今日この頃。

その中でも誤差が大きくて使い物にならないのがガーミンの消費カロリー計算

フィーハン氏が行った実験では、ラボの中でジョギングやウォーキングを行うと、実際の動いた時間の3分の1から2分の1しかカウントされず、歩数は50%ほどに過小評価されました。一方で、研究室の外で実験すると、Fitbitは他の歩数計や加速度計と比較して35%も過大評価を行うことが示されました。

<中略>

◆消費カロリーの正確性

ほとんどのフィットネストラッカーは動きや心拍、そして身長・年齢・体重・性別といった情報から、運動による消費カロリーを表示します。しかし、フィットネストラッカーの示す消費カロリーは、最も信頼できないものの1つとのこと。

スウェーデンにあるカロリンスカ研究所で研究を行うミカエル・マットソン氏はフィットネストラッカーが示す消費カロリーの正確性について調査を行ったところ、消費カロリーの計算においてエラー率が20%以下のデバイスは存在しないことが判明しました。

本当にフィットネストラッカーが示す歩数・心拍数・カロリー消費量は正確なのか?

例えば6月10日や6月13日はジョギングペースで走っているのにもかかわらず心拍数が190bpmに貼り付いて運動消費カロリーが異常値を記録している。



これは別に珍しいことではなく、翌々週でもまた同じようなことが週に2日起こる・・・。



一方で、走行距離を見てみると6月10日は27kmとむしろ通常の日に比べて少なく、他に爆上げしている日も走行距離や負荷は通常の日と変わらない。



やはり正確に心拍数を取れていない以上それを元に計算している消費カロリーもずれる。

こちらは同じように走った日のログを左右に表示しているが、左のログでは途中から190bpmに貼り付いた状態になっていて明らかにおかしい心拍数になっており、結果としてカロリー消費量が2倍以上ズレてしまっている



自分の機器だけおかしいのかとも思ったが、実際に誤差を研究した結果も報告されており、やはりフィットネストラッカーの数値は誤差前提で見ないといけないことがわかる。

6月のダイエットまとめと結果分析

では心拍数さえ正確に取れれば問題なくなるかというとそうでもなく、例えば7月の23日、24日のログでは基礎代謝による消費カロリーがゼロに・・・って死人か!



活動代謝はちゃんと記録されているし、心拍数は(正確性はともかく)取れていたし、心拍数がたとえゼロだとしても基礎代謝ゼロは生きている人間としてありえない。

で、月合計を見てみると、7月の合計消費カロリーは62,797kcal、一方で食事ログによる摂取カロリーは78,475kcalなので、ネットでは+15,678kcalオーバー、脂肪換算では2.2kgほど太っていることになる



この傾向は少なくともコロナ生活に入ってからずっと続いており、6月のガーミンによる消費カロリーは67,927kcalだが、摂取カロリーは77,170kcalで、1.3kg太っている計算になる。

が、実際の体重変化は6月が-1.6kg、7月が-0.6kgで、太っているはずのガーミン計算理論値とは逆に実際は痩せており、その誤差は6月で2.9kg、7月で2.8kgにもなる。



そもそもサムフェルサムの例もあるしカロリー計算自体が体重や脂肪増減にそのままでは結びつかない。

そういえ47kgまで痩せた2年前はむしろ炭水化物制限でケトジェニック方式で痩せていた。

やはりカロリー一辺倒からPFCバランスに絞って管理指標を変えていった方がいいのかもしれない・・・。

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