上の大きな傷だけでなく、よく見ると細かい傷もかなり多い。
それでもその後、マンハッタン一周、スタテンアイランド一周、さらにはニュージャージーでの200kmブルベで橋に激突してもパンクせずにいてくれたのだが、記載した通り5月のFive Boro Bike Tourの帰り道でついにパンクしてしまった。
チューブレスタイヤのスペアを3本も用意した後でAeolusを買ってしまったので、余っているチューブレスタイヤを付け替えることに。古いチューブレスタイヤは傷も多く、自分的には十分役目を果たしてくれたと思っているので、せっかくだから三枚に卸してみることにした(実際には2つに切り裂いているのだが)。
ここはいっちょ、はまりにくいチューブレスタイヤで困っている人のために、杉田玄白よろしくチューブレスタイヤ解体新書的に解剖してやろうではないかということである。
というわけで早速、カッターでミチミチ引き裂いていく。
ちなみに空気を入れてもビードが上がらずにバルブ付近から空気が漏れている場合は、中がこういう状態になっている可能性が高い。バルブにビードが乗っかるような形ではまっていない状態である。
これがきちっとはまっている状態。というかなんかウナギの裏側みたいだ。
チューブレスタイヤをはめるときのコツとして、「はめる側の反対側のビードをちゃんと溝に落とす」というものがあるが、その「溝に落ちている状態」はこんな感じ。ピッチリと両側のビードが落ちてくっついていることがわかる。
ビードの断面はこんな感じ。
ちなみに斬鉄剣の如く真っ二つにしてやる(=2つの輪っかができる感じ)と、簡単にはめ、外しができる(もちろん真っ二つにしているのでタイヤとしての意味はないが)。このことから、チューブレスタイヤをはめる際に、いかに反対側のビードを落とす作業が大事かがわかる。
ということでチューブレスタイヤを扱う人は普段見れない裏側ということで参考にしていただければ幸いである。
0 件のコメント :
コメントを投稿