旅行

香港の自転車事情

今回、せっかく香港に行くので、香港のサイクルショップを巡って、ローディーの写真を撮ったりして、「香港のロードバイク事情」という題にしたいと思っていた。

が、実際に香港を回ってみて「ロードバイクが少ない」という衝撃を受け、この題名で行くことに。


■第一サイクルショップ発見

香港の街を歩いていて、最初に目に入ったサイクルショップ・・・



・・・。( ；ﾟДﾟ)

サイクルショップというより、自転車修理工場という方が正しいような・・・。


■本屋で調査

次に本屋に行くと、一応こんな本が。

11歳の少女が自転車でチベット高原を旅するというもの。うんうん、いいねぇ。



さらには、オーストラリアの自転車旅行記録がGPSのCD付きで売られている。これまた燃えるねぇ。



どうやら自転車熱がないわけではないらしい。

たまたま初めて目に入ったサイクルショップ自転車修理工場があんなだっただけなのか。


■サイクルショップを求めて

ネットでいろいろ調べて、住所を頼りに実際にサイクルショップへいってみることに。

まずは荃灣のサイクルショップへ行ってみた。

のだが、これまた周囲は工場地域で、この入り口を見る限り、消費者が足を運ぶような場所ではない。（確かに住所も建物名もここで合っているのだが・・・）



気を取り直してもう一つの店に。こちらは工場地域ではなく、商店街の中にある街の自転車屋さんという感じ。というか平日の夜は閉まってました。



一応ここはTrek香港のオフィシャルディーラーとして紹介されていたのだが・・・。
GIANTなどはあるが、クロスバイクやマウンテンバイクで、店内の奥を覗いてもロードバイクが見あたらない・・・。



意気消沈して駅方面に戻るとプロテインショップを発見。しかし、アメリカからの輸入物ばかりで、香港的なものはなかった。アメリカの輸入物なら、わざわざ香港で買わなくてもニューヨークに帰ってから買えばいいわけで・・・。



ここまでで既に香港に来てから数日経っていたが、思えばバスに乗っていても、タクシーに乗っていても、すれ違うのはクロスバイクやマウンテンバイクばかりで、ロードバイクに出会うことが極端に少ない。そもそも平地が少なく、離島と山がちな香港ではロードバイクに適さない土地柄なのだろう。


■それでも探すだけ探してみた

ムキになってできる限り自転車屋（すでにもうサイクルショップとは呼べない）をカメラに納めてきた。
まずは大埔にて。



この店の前にはタンデムが。



一応Shimano、GIANT、MAVICのロゴがあるが・・・。



やっとドロップハンドルの自転車を発見。



レンタルサイクルのエントリで載せた店。他の自転車屋に比べればサイクルショップ的だが、まあ品揃えが・・・。



こちらもレンタルサイクルのエントリで載せた大圍の店。



こちらも。実際にレンタルした店。



まあどこも似たり寄ったり。自転車をレンタルしている人々が。



駅から輪行して出てきたおっさん。レーパンにジャージで気合い入ってるようだが、小径車でスニーカー。



ただ駅前にはゴミ山のように自転車がうずもれている。さすが自転車の国。



こんな子供も補助輪自転車で練習しているので自転車自体の浸透度は高いはずなのだが・・・。




■結論

つまるところ、ロードバイクブームの前の日本みたいな感じといえばよいのか、それよりさらにロードバイクは浸透していない感じだった。

自転車自体は普及していて近場や生活の足として使ってる人は多い。

一方で、サイクリングが余暇の一つであり、自転車レンタルも賑わっている。

つまり、生活の足またはポタリングが主で、ロードバイクには向かない土地柄といえるだろう。

ちなみに上水にTrekショップがあるし、灣仔や銅鑼灣という地域に行けば高級サイクルショップはあるみたいだが、まあ少なくともロードバイクはメインストリームではないということがわかった。