警官殺しにまで発展したニューヨークの黒人人種差別抗議デモ



警官に対する抗議デモがアメリカを騒がせている。

ニューヨークでも黒人男性の首を絞め、死亡させた警官が不起訴処分となり、今月もデモが起こっている。

直接の影響としてはタイムズスクエア付近でデモが行われた際に自転車通勤で少々待たされたくらいであるが、人種問題化してきているのでその根は深い。

そして昨日、ついに警官殺しの殺人事件にまで発展。


  米NYで警察官2人が射殺される、容疑者は自殺


事件が起きたのはブルックリンのベッドフォード・スタイベサント地区。

ブルックリンに去年まで住んでいた身としては人ごとではない。


ただ、上記ニュースでは高級住宅街なので驚きのように報道されているが、完全な黒人地域ではある。

ブルックリンはマンハッタンよりもハッキリと地域によって人種が分かれており、プロスペクトパークの東側は基本的に黒人街になる。

以下の図は2010年の米国センサス(国民調査)より。事件が起こったBedford Stuyvesantは凡例(Legend)のすぐ下。中央下の白い斜線部分がプロスペクトパーク。




とはいえ、黒人街といってもスラム街ではないので普通にのどかな住宅街である。

ちなみにツール・ド・ブルックリンというファンライドではプロスペクトパーク東の学校の隣がスタート地点になっていた。




Bedford Stuyvesantも自転車で何度も通った地域であり、ツール・ド・ブルックリンでも走っている。



身近な地域で起こっているだけに衝撃も大きいのであった。




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