ポケモンGOのジム戦をやり尽くして気付いたこと



前回自転車におけるポケモンGOの問題をエントリしたが、はたしてというか、日本でもポケモンGOによる自転車の事故が起こりまくってるらしい・・・。

「ポケモン」巡る摘発71件 26都道府県、追突事故も


ちなみに海外ではもっとすごいことになっている。

「ポケモンGO」に夢中で国境越え 10代カナダ人、米で拘束


一方でアンチポケモン的な記事も出てきているようである。

新聞に掲載されたポケモンGOの捕獲画面が意図的過ぎるのではと話題に「エアプとプレイヤーの違いがよく出るよね」


そんな中、本ブログでは自転車トレーニングで忙しいみなさまに代わって?人柱となってポケモンGOのレポートを引き続き。

自分のポケモンも随分集まってきてCP(コンバットパワー)も上がってきたのでジムに挑戦。



ポケストップやポケモン捕獲パートが宝探しゲーム的な要素があるとすれば、ジムパートは純粋な対戦要素。



レベル5以上になって初めてジムにアクセスするときに選ぶことができるチームによって自分のチームが決まる。




赤、青、黄の3種類のチームがあり、自分は青の「Team Mystic」を選択。




ジムには今現在ジムに所属しているチームが表示されており、自分のチームか、敵チームかによってやれることが変わってくる。

どちらにしろ、ジムで待ち構える所属チームに対して、他チームがバトルを挑むという形式になる。


ちなみにポケストップと同じく、いろんな場所がジムとして登録されている。



例えばこちらはニュージャージーにある日系フードコート&スーパーマーケットが入っているミツワのジム。




ちなみにジム戦をするためには、ポケストップのようにそのジムの近くにいないとできない。

前々回ご紹介した通り、ジョージワシントンブリッジの両端がそもそもジムになっているし、さらにメトロポリタン美術館もジムになっている。

本来なら美術を鑑賞する人々が集まるはずの美術館で、美術品に目もくれずスマホでポケモンGOをやってる人がいるのかと思うと複雑な気分である。


自チームジムの場合


自分のチームが所属しているジムの場合、「トレーニング」か、「メンバーアサイン」ができる。



メンバーアサインは、自分のポケモンをそのジムのメンバーとして登録でき、「敵チームを待ち構えるメンバーの1匹」にできる。

メンバーの1匹としてアサインしたポケモンは、出張者扱いとしてその後パワーアップ等々が出来なくなり、アサインしたジムが陥落するまで戻ってこない。陥落して戻ってくると瀕死者リストに登録される(戦死扱いにはならない)のでポーション等を使って回復させてやる必要がある。








ちなみにメンバーアサインは、そのジムに空きがある場合か、まだどのチームもジムに所属しておらず空白地帯となっている場合に追加することができる。1ジムにアサインできる自分のポケモンは1匹までで、違うジムであれば別のポケモンをアサインすることができる。





ジムにはレベルがあり、レベル1には1匹、レベル2には2匹までとアサインできる限界が決まっている。例えばジムレベル2なのに1匹しかアサインされていない場合は追加で自分のポケモンをアサインできる。

空白地帯の場合に登録すると(おそらく登録したポケモンの強さによって)始めからレベル3とかになったりするが、その時同じように操作している同チームのユーザがいれば、ほぼ同時に3匹いるレベル3というジムが成立する。逆に自分より先に他チームが登録を済ませてしまうとマップ画面に強制的に戻されて操作がキャンセルされる。



ちなみに自分が登録したときはいきなりレベル3で3人がほぼ同時に登録した。順番はコンバットパワー順になり、スライドすることでアサインされている全ポケモンを見ることができる。

一番手




二番手




三番手




トレーニングは自分のポケモンから1匹を出してそのジムのメンバーと戦わせることができる。後述する他チームとのバトルと違い、戦わせることができるポケモンは1匹のみ、もし負けても死亡状態にならず、瀕死状態となるだけで済む(ので、Reviveを使って生き返らせる必要はなくなる)。



例えばレベル6で6匹いるジムの場合、こちらは1匹だけで戦うので6匹全員に勝ち抜くのはほぼ無理だろうが、少しでも勝てばその分経験値とジムのPrestige(名声)を上げることができる。

Prestigeを上げることによってジムのレベルが上がり、自分がアサインしたポケモンと自分のポケモン同士を戦わせることもできる。



そのため、自分で登録したポケモンを別の自分のポケモンで倒しまくることでどんどんレベルを上げることも可能。



敵チームジムの場合


敵チームの場合、そのジムに挑戦することができる(というかそれしかできない)。

この場合、自チームジムのトレーニングと違って、6匹まで自分のポケモンを出場させることができ、順番に戦う勝ち抜き団体戦となる。

しかも同時挑戦が可能で、自分の他にも挑戦しているユーザがいる場合、同時にジム所属ポケモンと戦わせることができる

自分の場合、同時に3人まで一緒に戦ったことがあり、3人同時に戦っているという表示アイコンと、画面奥に他のユーザのポケモンを見ることができる。



ちなみに自分の出場ポケモンは順番も自由に決定できるが、ジム側のポケモンはCP(コンバットパワー)順になるので、あらかじめどの順番で敵ポケモンと戦うのかがわかる。例えばレベル3でCPが800-1000-1500のポケモンの場合、必ず800のポケモンから出てくることになる。

ここまで読んで気付かれた方もいると思うが、つまりこのポケモンGOのジム戦では、以下の点で圧倒的に挑戦者側が有利なようにできている

  1. 複数のポケモン、複数のユーザを投入できる
    例えばジムレベル1でCPが2000の強敵がいて、こちらのポケモンが600程度のCPしかなかったとしても、ポケモン6匹で袋叩きにしてやれば勝つことができる。

    もしジムレベル7でCP1000以上ばかりの強豪ジムであっても、3人で一斉に戦い、3人×6匹で18匹投入すればみんなでボコボコにできる。


  2. 相手を見て戦う順番を決められる
    さらに「ジム側の戦う順番は決まっているが、こちらは自由に順番を決められる」というのは凄まじく有利なポイントで、ポケモンには属性によって向き不向きがあるので、こちらはそれに合わせて順番を変えてやれば有利に戦うことができる



    例えば水系のゴルダック(コダックの進化系)でギャロップ(英語名Rapidash、ポニータの進化系)を相手にしたときは、ほぼ同じコンバットパワーでありながらこちらは5分の1程度しかダメージを受けずに圧勝してしまった。



一度勝ち越してしまえばジムの名声が大幅に下がってジムレベルも下がっていき、ジムレベルが下がる=一度に戦う敵ポケモン数が減ることになる(一番コンバットパワーが低い敵ポケモンが脱落する)。

戦闘後に負傷ポケモンを回復し、連続で挑戦してレベルを下げていけばどんどん勝ちやすくなって、名声を0にするとジムを陥落させることができる。




つまり、ゲームバランスとして、「仕様上、圧倒的に挑戦者側が勝ちやすいようにできている」のである。

それによって頻繁にジムリーダーと挑戦者が入れ替わることで、ジムメンバーの固定化を防ぎ新陳代謝を活発にし、飽きがこない仕組みを作っているのだと言える。


ジム戦を楽しむ方法


ではジム戦を存分に楽しむためにはどのような方法があるか。

はっきりいって、自分のチームがジムリーダーになっている場合より、敵ジムチームに挑戦する方がよっぽど面白い

自チームジムの場合、そもそも自分のポケモンをアサインしてもその後の戦闘シーンを操作することはおろか、見ることすらできない。

言ってみれば「ねこあつめ」のようなもので、一度ポケモンをアサインしたらあとは放って置くしかなく、ときどきそのジムを見てジムの名声が増えていたり、レベルが上がってジムメンバーのポケモンが増えていたりするのを見てニヤっとする程度である。

自チームでのトレーニングもそもそも1匹しか戦わせることはできないし、勝ったとしても得られる経験値が少なく旨みが少ない。




一方で、レベル7のジムに勝てば(つまり7匹相手に勝てば)経験値は750得られる。




ポケモン1匹捕まえて100、ポケストップ1つで50であることを考えると、レベル上げとしてみてもジム挑戦は旨みが大きい。

さらにそもそも自分で操作して戦うことができるので、単なる「待ちゲー」ではなくアクションゲームとしての側面もあるし、純粋に複数の相手を撃破していくというのは面白い。




ブルース・リーの死亡遊戯では、1階ずつ敵を倒して最上階にいるボスのところまで行くシーンがあるが、まさに同じような感覚を味わえる。




ここにポケモン属性による戦闘順番のアレンジ等々といった戦略要素も加わり、より深い戦いが味わえる。




ということでジム戦をやるなら断然挑戦者側である。

レベル7のジムをレベル6→5→4→3→2→1と名声を下げていって壊滅させる場合でも、基本的にコンバットパワー1000以上のポケモンが揃っていれば2000までいるジムであっても順番と工夫次第でなんとかなる。




レベルの高いジムを潰して、また誰か他チームがジムを建てたらそれを潰すという「ジムクラッシャー」として活動してもいいし、自分の行動範囲に複数のジムがあるのであれば(マンハッタンには至る所にある)、レベルの高いジムを潰して歩く(道場破りならぬ)「ジム破り」として活動するのが一番楽しめる方法だと思う。







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