激坂レース調整用超激坂



今年のレースも残すところあと2戦。

まずは今週末に迫ったエキノックスのためにギアを設定。

オケモではなんとか変速できていたのだが、リアをロークロスのスプロケに変えるとどんなにDi2を調整してもフロントが変速できなくなってしまう。

が、エキノックスではフロントは28T以外使わないので、変にミドルやアウターに入らない限りはインナー固定で問題なし。

チェーンとフロントディレイラーの接触が起こらないように調整して出発。


といってもギア比1:1かつフロントは28T固定というセッティングなので普通のライドはできない。

ママチャリがロードに混じって車道を走ると逆に危険なように、逆にロードがロードの速度で歩道を走ると危険なように、フロント28T固定ではとてもではないが9Wでの高速巡航ローディーたちに混じって走る気になれない。

しかも、奥の坂道では8%程度しか勾配がないので28T-28Tの1:1ギア比ではトルクをかけることができず、激坂試走としては全くシミュレーションにならない。

今回は激坂レース前の最後のギア調整確認が目的なので、以前自動車で通ったときに気になっていた激坂に行くことに。

当時自動車で偶然通ったときは、「ここは自転車じゃ上れないんじゃないか」と思いながらも、あまりの激坂に思わずチェックを入れておいたのである。


ということで激坂に向けて出発。

街中なのでスピードを出さずに済み、ウォームアップがてらにしばらく走って到着。



かなりの急勾配にフルブレーキしながらなんとか下る。

この坂を上るのは初めてなので、まずはサイコンの表示で勾配を確認しながら上る。



エキノックスの平均勾配は12%、ところどころで20%近くになるのでその再現ができれば十分。

と思っていたら、最初は12%ほどが続き、次第に20%を越え、最後には30%に達した・・・。




おそらく自分の自転車人生の中で最もきつい勾配がそこにはあった。

マウントワシントンの最後のパートでも20%の急勾配が出てくるが、それよりもきつい・・・。

距離が短いのが唯一の救いだが、思わず笑ってしまうほどの超激坂。

これまでも奥の坂道以外に、9W沿いにあるPiermontのTweedやOld Mountain Roadなども走ってきたが、せいぜい12%~20%程度がいいところで、短い距離を気合で上るならフロント34T、リア28Tあればなんとかなった※が、この坂はもはや1:1セッティングでないと上れないレベル。(※逆に長い距離の平均12%をひたすら上るなら1:1が欲しい)

「こんな坂があったとは・・・」

ギアの調整という当初の目的を忘れ、新たな坂の発見に嬉しくなりながら試走を終えたのであった。

ジョージワシントンブリッジから15分以内で行ける激坂としてはおそらくナンバー1であろう。



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