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欧州遠征記11日目：幽霊城 ミランダ・キャッスル

まだこの面白い国を見きれていないと後ろ髪を引かれながらもルクセンブルクを出発する日の朝。



ホテルの朝食。



クロワッサンなどという脂肪分の高いものを食べてしまう。



ヨーグルトは欠かせない。



そしてシリアルを少々。



このフルーティーな紅茶がなかなかうまかった。



朝食を済ませてホテルを出る。



ふと見るとローディーの姿も見かけることができた。



高速道路を一気に西進してベルギーとの国境に到着。



国境を通り過ぎる。さらばルクセンブルク。



ベルギーのワロン地方を南東から北西に向かって突っ切って、一気にフランダース地方のヘント入りをする予定である。



が、一箇所、ワロン地方で寄っていきたい場所があった。

ということでワロン地方で高速道路を降りる。



目的地は、Noisyにあるミランダ・キャッスル（Mirranda Castle）。Haunted Castle（幽霊の出る城）として有名な城である。

ところが、正確な場所がわからない。もともと、MIFIやBlackberryがあるので近くまで行ったらGoogleMapででも見て確認すればいいと思っていたのである。



一応ここのあたりかなと思って辺りを探してみる。



車を降りて歩くがみあたらない。



このあたりには違いないので、別の道に入ると、木々で塞がった細い道になっている。



ついには車で進入できない道になったので降りて進んでみる。



どんどん荒れた道になっていく。長いこと管理されておらず廃墟と化した古城ということなのでそんな雰囲気かもしれない。



冒頭の写真を見て頂くと分かる通り、雲はあるが決して暗くはない良い天気なのだが、木々で日光が届かずひんやりとした雰囲気になってくる。



葉がびっしりと幹についた高い木々に囲まれて、ちょっと怖い感じになりながらも進んでいく。



と、開けた場所に出て行き止まりに。



どうやら、またここではなかったようで、来た道を戻って最後に残った道へ行ってみる。



元々調べて城のある山へ続く道がもうここしかないのでおそらくここで間違いないのだろうが、木で塞がれており進入禁止のマークが。



また自動車通行不可か、と思って車を停めて徒歩で進んでいく。



これまた荒れ果てた感じ。



山登りをしてる状態になってきた。



これまでの経験から、城というものは当時の町の中心であり、城下町を見下ろすように山の頂上に建っていることが多いので、このまま歩いて行けば山頂付近にあるのだろうと思っていた。



が、見あたらない…。



そして道が下りになっていく。ということは山頂に続いていないということで、この道ではないと思い引き返す。



と、テニスコートが…。



そして大邸宅。なんというか、とても見捨てられて荒れ果てたようには見えない。



さらには綺麗に手入れされたプールが…。手入れされているということは人が住んでいるということで…。



ということは、そもそもここは私有地で、あの進入禁止サインは、自動車の通行禁止ではなく、（歩行者も含めて）進入禁止だったのではと思って引き返す。



ここで時間をかけてしまうと、この後のヘント観光ができなくなるので、しょうがないのでミランダ・キャッスルは諦めて車を出す。

と、途中で先程の敷地の入口を見かけた。やはり「Private～」と書いてあって、「私有地につき進入禁止」らしい。



ということで高速道路に乗ってヘントを目指すのであった。




ちなみに後で確認してみると、実は途中で引き返したあの道を進むとミランダ・キャッスルにたどり着けたらしい。

地図の左端に見えるのがミランダ・キャッスル。右側にあるのが邸宅とテニスコートである。


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事前にチェックしたときには、そもそもグーグルマップで「Parc de Noisy（ノワジー公園）」と表記されていたので、普通に入れるものだと思っていたが、実際には私有地で観光不可になっているらしい。（数年前からのようで、それ以前は自由に入れたそうな）

ということで、辿り着けなかったミランダ・キャッスルであるが、せめて画像だけでも掲載しておきたい。

これが幽霊城の異名を取るミランダ・キャッスルである。



こちらが裏庭から。



ちなみに英語版のウィキペディアに荒れ放題の内部の写真が掲載されている。

うーん、この目で見てみたかった…。実際あと一歩のところだったので、今回の旅で後悔したこと第一位である。