欧州遠征記12日目:ヘントサイクリング

翌朝、ヘントのサイクリングへ出発。

ここはホテルの地下が駐車場になっているので車からロードバイクをセットアップして、昨日歩いた道をなぞるようにして出発。



まずは旧市街の中心の市庁舎へ。16世紀に建造されたもので、ゴシック様式とルネッサンス様式がつなぎ合わさっているのが特徴。



そして昨日も来た聖ニコラス教会。敢えて頭の弱い言い方をすれば、この先っちょが尖ってるのがいっぱいあるのがかっちょいい



世界遺産の鐘楼。



聖ハーブ大聖堂と定番で昨日も見たコースを早々に片付ける。



そして自転車の機動性を活かして昨日の徒歩ではいけなかった方面へも足を伸ばす。

こちらは、魔王ジェラルドの城(The Castle of Gerald the Devil)。ゲームにでてきそうなすごいネーミングだが、13世紀の要塞で、以前は監獄としても使われていたらしい。ちなみに今は銀行のオフィスになってるらしい。



さらに旧市街の中を回る。



歴史のある建物の中を大体の方向感覚を頼りに走る。



というのも、もともとサイクリングで走ろうと思っていたコースをGarmin Edge 705に入れておいたのだが、地図の描画が上手くいかないことが多く、通りの名前も出てこないので今どこを走っているのか確認することができないのである。(もちろんヨーロッパの該当地域の地図データは本体内に事前に入れてあるのだが…)



しょうがないので、広場に出たり目印になりそうな建物を見つけたら、背中のポケットに忍ばせてある紙の地図を取り出して照らし合わせる。



しばらく走っていると、昨日歩いたレイエ川沿いに突き当たる。



さらにはフランドル伯居城に到着。これで迷わずに戻って来れた。



聖ミカエル橋の上で1枚。



下でも1枚。



聖ミカエル橋の遠景。



旧市街廻りはこのへんにして、ちょっと郊外へ走ってみる。



というのも、地図を前日確認した限りでは、旧市街の南にシタデルパーク(Citadelpark。城塞公園)というものがあり、どんなものなのか興味を注がれたからである。

ということで、レイエ川沿いに西に走っていけばそのまま南に進路が変わり、旧市街の西側をぐるっと川沿いに南下してシタデルパークへ行く予定であった。



川沿いを走っていると、LF(フランダース地方のサイクリングロード)の案内もある。



平日の朝にトレーラーで子供を学校に送っているようである。



通学中の女子高生に混じってサイクリング。



手…、手放しで走ってる…。



その後、イメージ的には南のシタデルへ行っているつもりだったのだが、いつまで経ってもそれらしき道案内は出てこない。

それどころか、事前に見たこともない標識や駅名が出てくる。

相変わらずGarmin Edge 705は地図描画が間に合わず一面黄色の画面のまま

それらしき観光名所っぽい(といっても工事中だが)教会を見つけて、紙の地図と照らし合わせるが、よくわからない…。



完全に迷ってしまった。

困り果ててとりあえず走りながら誰かに道を聞こうと思っていると、



こ、この建物は!

昨日、運河クルーズで突き当たった「よくわからない砦のようなもの」じゃないか!!

昨日の運河クルーズを思い出すと、旧市街から北へ抜けて西の支流を突き当たったところにあったので、ということは、旧市街の南のシタデルパークに近づいているつもりだったのが、実際は旧市街の北西でぐるぐる迷っていたことになる。

最後につけているルートログをみていただくと、南にあるシタデルパークに行くはずが、北西に大暴走していることがわかる。

恐るべし、ヘント。というか恐るべしは自分の方向感覚か…。

まあ原因というか言い訳をするのであれば(?)、運河の支流が多い中で、支流の一つをレイエ川と間違えてしまったのである。

それからは迷わないように、路面電車のレール沿いにホテルへ向かう。

といってもそのレールがまた22Cのタイヤにミラクルフィットしそうで危ない。(※このときはVittoriaのCrono EVO CXを履いていた)



ということで、レール沿いに走って無事サイクリング終了。

なにはともあれ、早朝の通勤、通学の地元民の方々に混じって走るのは楽しいものであった。




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