そう、世界三大がっかりとして有名な、小便小僧である。
ちなみに由来の一つとして、爆弾の導火線を小便をかけて消して町を救ったジュリアン少年(Juliaanske)をモチーフにしているらしい。
いざ、世界三大がっかりの元へ。
ところが、詳しい道を調べてなかったためグラン・プラスで迷子になってしまう。
ちょうど日本語を話している家族連れがいたのでお父さんらしき初老の方に訪ねて「あそこの通りを行ったところにあります。しばらく行けば人が集まってるからわかりますよ。」と無事教えてもらう。(Manneken-Pisというのが小便小僧)
小便小僧を求めて通りを奥へ進む。
通りの途中にはワッフル屋が並び、小便しながらワッフルを食べる小便小僧。子供の教育には悪そうだ。
何の変哲もない街中の角に人が集まっている。
ん、いるのか?
いた!
本体はがっかりするほど小さい。
が、本人はなんとも優雅に小便を垂れ流している。まるで腰に手を当てて牛乳を飲むが如きである。
お次はこれまた有名な、小便少女に会いに行く。
小便小僧以上に探しにくいのだが、今度は人に聞くのも憚られるので自力でなんとか見つけ出す。
前回ご紹介した「食い倒れ横町」と呼ばれるブシェ通りから脇に入った行き止まりにある。
行き止まりだが、右側に扉のような牢屋のようなものが…。
頑丈に南京錠のかかった牢屋に入れられている。
うーむ、
フラッシュをたくも、牢屋が邪魔してよく写せない。
が、フラッシュまで使って必死に小便少女
UCIアマチュアワールドチャンピオンシップに参戦するためはるばるニューヨークから遠征して来たはずなのに…、今や小便少女にかぶりつく変態野郎と化している自分を客観的に見つめるもう一人の自分がおり、一気に冷静になってその場をあとにする。
ちなみにこれだけだと、本当に「世界三大がっかり」で終わってしまう小便小僧であるが、そこは商魂たくましいベルギー人、小便小僧はそこらかしこのお土産屋に置かれていた。
ということで、遡ることグラン・プラスに到着する前、芸術の丘を降りた下町にあるお土産屋を訪ねてみると…。
こちらはベルギーのマグネットと一緒に置かれているジュリアン。
そしてプラスチックの糸で小便をビジュアルに表現した秀逸作品も。
ふと棚を見ると……、
(つд⊂)ゴシゴシ
(;゚ Д゚) …!?
ジュリアンーーー!!
おまえのアレ、とんでもないことになってっぞ!
さらに右側には…。
ジュリアンーーー!!!!
いったいどこまで成長するつもりだよ!
もはやドリル!新造人間じゃないか。
その姿、まさしく威風堂々。
「もう子供とは呼ばせない」 by ドリルジュリアン
こころなしか
「我が輩の辞書に羞恥心という文字はない!」
アソコひとつ違うだけで、かくも自信が変わってしまうものなのか…。
自重(チン重)に耐えられず、床に膝…、じゃなくてチンをつくジュリアン。チンひとつでバランスをとり腰に手を当てるポーズは余裕すら感じさせる…。
うーむ、例え本物はがっかりでも、ジュリアンをここまで面白おかしくいじくってしまうとは、おそるべしベルギー人。
セクハラが厳しいニューヨークの社会、これらのドリルジュリアンは男性限定のお土産となったことは言うまでもない。
ちなみにセキュリティーが厳しい昨今、飛行機に乗る際にドリルジュリアンは(いろんな意味ではなく)危険物扱いになる可能性があるのでご注意いただきたい。
ジュリアーーーーン!!!!
返信削除いやー、激しく笑いました!!
これは素晴らしい(゚д゚)!
しかしドリルって(笑)
いつもの綺麗なヨーロッパ旅行記かと思いきや、予想外の展開で大笑いさせて貰いました・・・
返信削除これは吹きましたww
返信削除ベルギー人のジョーク?はセンスありますね!
日本だったら問題になりそうですが(^^;)
コルク抜きと違ってドリルは使い道がわからず…、お土産に持ち帰ってきたもののオブジェとして机の上に置かれてます。このエントリもジュリアンにドリルを突きつけられながら書いてました。(笑)
返信削除ありがとうございます。清濁併せのむ感じでヨーロッパの今(?)をお届けしていきます!
返信削除私も旅行最終日にして彼らのユーモアの高さを思い知りました。
返信削除例えば東京で同じく人物系の有名な像として…、上野の西郷さんに同じようなことを……。
必ず苦情が来そうですね…。