ニューヨーク州越えライド

ビブショーツは通常のライドにはいいけど、家でローラーを回すくらいには大げさというか着るのが面倒くさいのでeBayオークションでショーツを購入。Piermont Bikeという50kmくらい離れたところの店なので送料8ドルを浮かす&いい機会なので店でピックアップすることに。

というわけで華氏27度(摂氏氷点下3度弱)の中をマンハッタンからピアモントまで走る。



走ってみて実感するのが、一番辛いのは指先とつま先と耳ということ。
耳はダウンジャケットのフードをかぶってなんとかなったが、指先とつま先は家を出て5分で感覚がなくなる。

なにしろグローブも靴も夏仕様。グローブからは指先が出ているし、靴もメッシュで風通しがいい。
これは凍傷になるんじゃないかと心配になるほどで、走りながら指を口に入れて暖めつつ走る。

ハドソン川にあるサイクリングロードにたどり着くとちょこちょこ写真を撮りながら凍った指とつま先を温める。



そのままハドソン川沿いをひたすら北上。



ジョージワシントンブリッジが見えてきた。



そのままジョージワシントンブリッジに近づいてきたが近づきすぎて橋に上がれない。
路面もオフロードになってしまい草に石に岩が。パンクの不安が頭をよぎりつつ引き返す。



しょうがないのでロードバイクを担いで165丁目を過ぎたところの歩道橋を渡る。
自動車専用道路をちょこっと走りながら公道に戻ってやっとジョージワシントンブリッジを渡る。



世界で一番美しい橋と讃えられるジョージワシントンブリッジは長くて渡りきるまでに時間がかかる。



ジョージワシントンブリッジを渡るとそこはニュージャージー州のフォートリー。
進路を北にとって9Wというアメリカ国道9号線に入る。

9Wはロードレーサー御用達の国道でもあり、1車線ほどもある広い路肩が延々と信号もほとんどなく続く。
アップダウンもそれなりに多くて走りがいのある道である。



9Wを北上するとニューヨーク州に戻る。
看板にはWelcome to New Yorkの文字が。



まっすぐな道をひたすら進む。



なんだ坂こんな坂。(from サイクル野郎)



ちなみにピアモントに行くために9Wを途中で右折する必要があるが、Bike MS New Yorkで走ったルートと同じなので勝手知ったるという感じだったが、なんと当時の案内マークがまだ残っていた。というかこのまま来年も使うつもりではなかろうか。



トールマン山州立公園を越えるとピアモントはもうすぐ。



やっとピアモントバイクの店に到着。



店内に入って寒くかじかんだ指先とつま先を暖める。



奥に入るとたくさんのロードバイクが。



ヘルメットや靴の取り揃えも中々。



というわけで今回の目的であったピックアップをしに店員に話しかけると、

「ああ、君か。メールを今朝送ったけど見たかい?」

8時過ぎに家を出たから見てないお。

「そりゃあ行き違いだったねえ。実はブツはオレゴン州の倉庫にあってここにはなかったんだよ。で、オレゴンから発送してしまったから2日ほどで着くよ。送料は無料のままでいいからね。」

おお。なんてこったい。まあライドが目的のひとつでもあったのでいいか。
ということで、ちょうど見つけた手袋($11.99)とつま先カバー($19.99)を購入。
今使うからタグをハサミで切ってくれというと、店員も指先丸出しの自分の手を見て「その状態でここまで走ってきたのか」と驚いている。

手袋はルイガノのジェル入りの仰々しいグローブ($45程度)もあったが、指先だけカバーできればいいし今のグローブの中にはめれるやつがあれば今のジェルグローブも使えて一石二鳥なのでパールイズミのUltra-Lite Liner Gloveにした。

つま先カバーも同じく仰々しいのもあって、それは同じくらいの値段だったが、パールイズミの方が伸縮しててビンディングシューズのクリートにうまくはめれそうだったのでこちらもパールイズミにした。



さっそく店内で装着。



気合を入れて帰り道に入るとなんと全然寒くない!
素晴らしい効果だっ!!

行きはライドを楽しむよりは寒さとの拷問勝負だったが、今は単にライドを楽しむだけで寒さの辛さは感じない。なるほど、マイナス数度くらいであればこのくらいの装備でいけるのかということがわかったのでかなりの収穫だ。

そのまま帰り道を戻りジョージワシントンブリッジを渡ってマンハッタンへ。



ハドソン川沿いを南へ。
このあたりからハンガーノック的な症状が起こってきて普通にペダルを回そうとしても全然力が入らなくなる。そういえば朝はプロテインを飲んだだけで何も固形物を口に入れてなかった。



進まなくなった足を休めつつ実際の空母を使った博物館であるイントレピッドと撮影。
糖分が足りないのか無性に甘いものが食べたくなり、家に帰れば冷蔵庫にハーゲンダッツが15個も入っていると言い聞かせてがんばる。



というわけで家に帰るやいなや「血が足りねえ、食いもん持って来い」というルパン並みに食いまくってそのままダウン。次は寒さは怖くないが食い物をちゃんと用意していこう。


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