7年連続No1の固定ローラー台

やっと固定式ローラー台が届いた。

今回購入したのは1up USAという、7年連続でベストトレーナーに選ばれた固定式ローラー。



ロードバイクのレビューサイトを見ても、116個もレビューが寄せられており、その評価の高さが伺える。

$299と値は張るものの、ローラー台の値段としてはずば抜けて高いわけでもないようにも見える。

しかし注目すべきは、負荷調整のリモコンも、パソコン連動機能もついていないのに、これだけの値段がしているということである。たとえばTacxのローラー台には、パソコンと連動させて実際のフランスの山々などを映像で見ながら、その映像に従って負荷が変わるなどの高機能を持ったものがある。そういうのが高いのは当然なのだが、1up USAは純粋にローラー台の基本機能部分に金をかけているのである。


■ローラー台の種類

まず自分自身の備忘録も込めて、ローラー台の種類を確認しておきたい。
MECE的に書くならこんな感じだろうか。

  ・固定ローラー型
     ・フルード式
     ・マグネット式
     ・風式
     ・CPR
     ・その他(リム式、ハイブリッド式)

  ・三本ローラー型
     ・三本固定型
     ・三本稼動型

ちなみにブレーキシューのように、リムを挟んで負荷を掛けるローラーもあるらしいが、ブレーキシューの繰り返しでさえ、リムも少なからず削れていくということをどこかで見たことがあるので、リムを替える羽目になる不安を抱えるくらいなら、トレーナー用タイヤを使ってタイヤを買い換えた方がよっぽど安心する。

三本ローラーの稼動型は、自分もウェブサイトでしか見たことはないが、ローラー自体も前後に動くため、より実走感が高まるらしい。


■実走感

以下、メーカーの商品紹介ページ(英語)を適当に訳しつつコメントしていく。

実走感を追及し、4 watts (5 MPH) から3,000 watts (42 MPH)以上の負荷幅に対応。
この新しい負荷技術であるCPR(Centrifugal Pressure Resistance)は、フルード式、マグネット式、風式のどれよりも優れています。

他のローラー台と違い、実走と同じように機能するため、非現実的な60kmのような速度は出せず、実走時に30kmなら30kmの感触でローラーを回すことができます。
また、スタート時の漕ぎ出しや、軽めの運動のために、7mph(11km)以下の速度の場合は負荷をかけないようになっており、11kmを越えると急激に負荷がかかっていきます。


実走感はともかく、(自分が無知なだけなのだろうが)Wattの単位を使って説明されてもイメージがわかない。
たしかワットっていえば電球とかパルックに書いてあって、明るいわーって単位じゃなかったっけ?

��※2011年1月28日追記:パワーが計測できるPC連動型固定ローラー台(Tacx Fortius Multiplayer)を買って、パワートレーニングをするようになってから、当時の無知さ加減がよくわかった。ホビーレーサーレベルでは、通常LSDで200ワット以下、巡航中は200ワット台が目安といっていいだろう。ちなみにランスアームストロングが、テキサスで開催されたTour de Grueneの個人タイムトライアルで最初の5分で出していたのは500ワット近くだそうである。ちなみに素人では一瞬の瞬発力でも1,000ワットを越えるのは至難の業と思われる。ランスアームストロングが500ワット巡航ということを考えると、上記1up USAの3,000ワットというのは十分過ぎるほどである。)


なんか頭の中には、車輪を回し続けて頭の電球がピカーっと光ってる図しか浮かばない。

で、調べてみたところ、1kw(キロワット)≒1.3馬力らしい。
つまり、3,000wattsまで対応ということは約4頭の馬がヒヒーンヒヒーンといいながら馬車を引く力に相当するようだ。

ってそんな大きな負荷にまで対応してるのか・・・。
少なくともペダルを回して対抗できるような負荷ではない気がするのだが。

まあとりあえずトレーニングには十分な負荷がかけられるローラーということがわかった。


で、これらの特徴を実現させているのが、

7.5ポンドのフライホイール
トレーナーの中でも最大級である直径6inch(15.2cm)、7.5ポンドのフライホイールによって、スムーズな乗り心地を実現(ほとんどのフライホイールは3.5ポンドかそれ以下)。角度のついた冷却用ホールによって負荷部分の熱を速やかに放出します。


ちなみにロードバイク本体ではことさら軽量化が強調されるが、ローラー台は逆で、
フライホイールは重くて大きい方が自転力が上がって速度維持がしやすく、実走感も出る。

実際、自分はミノウラのアクションローラーアドバンスを使っているが、アルミ製で軽量な上、
直径が小さいため、漕ぐのを止めると一気に速度が下がって止まってしまう。


■静音性

次に、室内ローラーといえば気になる騒音について。

この点、上のレビューの記事を読むと、「extremely quiet」の文字が並ぶ。

商品説明でも、

さらに、CPRは最も静かで、最もスムーズなシステムです。1up Bicycle Trainersは液体は使ってないので液体漏れの心配もありません。


騒音の静かさについては、特にこちらのブログでも以下のように絶賛されているので気になるところ。

「殆んどチェーンの回る音とタイヤとローラの接する音しかしません。今まで使っていたマグネット式ローラに比べたら雲泥の差で静かです。音に関しては室内で使っても全く問題ないでしょう」


その特徴はローラーの造りからきているようで、

直径3inch(7.6cm)のローラー
トレーナーの中でも最大級である総アルミ製の3inchローラーは、タイヤを長持ちさせ、騒音を少なくし、スリップ、跳ね、スキールを防ぎます。


とのこと。

しかも商品保障までついている。

1up Bicycle Trainersは頑丈に作られており、一生保障です。壊れたり擦り切れたりした場合には生涯無料で交換いたします。もし気に入らない場合には、送り返してもらえれば全額返金します。送料も負担します。(米国本土のみ)



■テスト走行

というわけで実際に装着してみた。



さらに事前に買っておいた前輪固定台も使う。



乗ってみた感想は・・・。

これはこれでいい!

しかも音もすごく静か。というか本当にクランクを回してチェーンが動いてる音くらいしか聞こえない。というのは言い過ぎだが全然気にならない程度。

三本ローラーに載ってるときは、かなり大きな音にして流すTV(というか今見てるのはガンダムZZ)も、1up USAの場合は通常の音でもなんとか聞けたくらいだからすごい。

そして念願の、「DSをしながらローラーに乗る」が達成できたので満足。




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