UPSという民間宅配業者

自転車をやっていると、通信販売を利用することもよくあると思う。

実際、自分もeBayやAmazon、ローディーではお馴染みのWiggleやPro Bike Kitといった英国のサイトも利用したりする。

そんな中で一番困るのはUPSで配送されてしまったときである。


ちなみにアメリカの宅配業者はこんな感じ。

 ・USPS
 ・UPS
 ・Fedex
 ・DHL

USPSはUS Postal Service、郵便局のことである。自転車好きならむしろランス・アームストロングが所属していた昔のチームといった方がわかりやすいかもしれない。ちなみに24時間365日配達しているし、早朝(7時半とか)から仕事が始まる前に直接取りに行くこともできる。取りに行く場合は、置いといてもらう郵便局を指定することもできる。まあ窓口は無愛想だったり、不親切だったり、不満は多いのだが、まだマシなのである。

FedexとDHLはビジネス用途で多いのだろうが、通販で使ってるのはあまり見かけない。Fedexは高いが配送が速いので、追加料金を出してFedex送付を選べるオプションがあるといったことは通販でもある。

そして一番困るのはUPSである。

とにかくサービスが悪い。

特に不在だったときの対応方法である。

日本の郵便局や宅配便だったら、再配達の指定をして、仕事のある平日ではなく土日を指定したりするだろう。

しかし、UPSは土日は休みなので配達してくれない。追加料金(!)を出して土曜日に配達してもらうことも可能らしいが、それは配送時に選択するようで、すでに不在通知を受け取ったあとでは土曜配達を指定することすらできない。

でも、日本の郵便局や宅配便だったら、平日の夜8時~9時とか、遅くだったりを指定して、自分がその間に家にいるようにして受け取ることだろう。しかしUPSは時間指定もできない。基本的に9時~5時の一般的な仕事の時間に来るので受け取ることができないのだ。

しかも時間指定ができないくせに、再配達日(再配達日時ではない)を指定するだけで追加料金がかかる

ちなみに通常不在時は、3回まで訪ねて来て、3回目にいないと発送者に返送されてしまう。

そんなときに無料で選べる不在時のオプションが二つある。

一つが「直接取りに行く」、もう一つが「発送者に返送する」(爆)である。

直接取りに行くを選ぶと、自分の場合かなり遠くのJFK空港近くの倉庫らしき場所を指定してくる。つまり受け取り場所を選べないのだ。めちゃくちゃ不便なところにあるものの、まあ自転車なら取りに行けるかと思い営業時間を見てみると、「火曜日と水曜日の午前9時~午後5時まで」。取りに行くことすらできない・・・。

次に有料オプションは二つある。

一つは先程挙げた、「配達日(しつこいようだが「配達日時」ではない)の指定」。もう一つは「別の送付先の指定」である。

結局職場なりに転送してもらうしかないのだ。職場に個人的な荷物を送るのは公私混同で好ましくないのだが、UPSはそうせざるを得ないのだ。

というわけで送付方法を指定できる場合はできるだけUPSを避けるようにしている。


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