三周ほどグループ走をしたところでメンターのエリックが合流。
彼の指示に従って途中で外周のサイクリングロードから内側へ移動。二人一組になって草が生えた場所で「当たり」の練習をする。
競輪、特に番手では当たり前のように見られる動きだが、自分はこうした練習をするのは初めて。
番手とは競輪で先行選手の後ろを走る選手のことで、後ろから捲ってくる他のラインの選手に当たりをかけて押さえ込む。その上で、ロードレースのアシストとは違い、あくまで一位を狙うのが競輪なので、最後の最後で先行選手を差すというのが番手のセオリー。これは番手のお手本のような村上義弘選手の走り。完璧すぎる。
ちなみにロードバイクでもスプリント等で当たりは必要になる。というか当たりどころかさらに激しいやりとりまである。
それこそ以前やっていたボクシングが役に立つときが来るかも知れない。(笑)
ということで話しが逸れたが、一人ではまず練習不可能なトレーニングである。
凸凹の草の上を、お互い並列して走りながら、当たり負けないように肘や肩をぶつけ合いながら押し合って走る。
かなり実践的で、かつ新鮮なトレーニングだった。
ひたすら脚を鍛えるスプリントトレーニングに、そのリカバリーライドを利用して行う実践的な技術トレーニング。まさしくチーム練習一週間を待たずしてチームに入ることの重要性を思い知らされた。
これではチーム練習と一人でトレーニングするのとでは雲泥の差が出てもしょうがないと思った。
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