第19ステージ:ラルプ・デュエズ

昨日、第18ステージでトップと15秒差につけたAndy Schleck(アンディ・シュレク)が、ついに今日、第19ステージでマイヨ・ジョーヌを獲得した。

I haven't been so close to winning the Tour ever before, and this is a realization of everything that I had in mind -- to take yellow in the Alps.

   --Andy Schleck


以下、レース中のライブから気になった点。

2.35pm、開始早々アタックに出たコンタドールに解説者は言う、「ガリビエ峠(the Galibier)とラルプ・デュエズ(Alp d'Huez)の手前でアタックをかけるなんてクレイジーだ!」と。理論的に言えば、シュレクとエヴァンス、ヴォクレールが昨日のガリビエ峠で脚を使った中で、コンタドールは比較的脚が残っていたのかもしれないが、昨日の残り10kmでの失速を見るにそんなことはなさそうである。

どちらにしろ、昨日のレース後に「勝利は不可能」とインタビューに答えたコンタドールであったが、そのまま泣き寝入りする気はなかったらしい。

現地時間2.37pm、 先頭集団の中でAndy Schleckは他の三人をトレインで働かせ、自らは先頭を牽くのを拒否した。

2.48pm、Contadorと走っていたJerome PineauがThomas Voecklerを轢くために後方に戻る。同じチームではないが、フランス人同士という国のつながりで、フランス人の優勝をサポートするため。

そんなこんなでいろんな思惑が渦巻くレース中。そういえば無礼な観客に選手が切れる場面もあった。

やはり単に脚力だけじゃない、いろんなものがレースには潜んでいる。

自分もとりあえずは明日のレースを頑張ろうと思う。


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