先々月に参加したツール・ド・ブルックリンのクイーンズ版である。
前日はレースだったので今日はアクティブリカバリーを考えていたし、最近トレーニングやレースが多く、サイクリングというものをしていなかったので参加。
まずはクイーンズまで自走で向かう。
というか29kmのファンライドイベントに参加するために往復50km走る。
ちょうど行く途中にプロスペクトパークがあるので、パーク内を突っ切って走る。
そこで同じチームジャージが。
向こうも気付いて近くに行くと、早朝トレーニングを一緒にするナタニエルであった。
彼は来週旅行に行く予定で、その分今週末いっぱい走っておこうということでアップステート(ニューヨーク市の北側。丘陵が多い)に行くところだという。
自分はクイーンズに向かう途中だと言うと、「ツール・ド・クイーンズに参加するのか?」と聞かれる。
レースとは程遠いファミリー用ファンライドであっても知名度は高いらしい。
行く方向が違うので、ほどなくてナタニエルと別れる。
迷いながらもガンガン飛ばしてクイーンズのフラッシングメドウズコロナパークに到着
すでにかなりの人が集まっている。
ボランティアの一団も出発前のミーティング中。
自分もチェックインを済ます。
いろんなブースが出ていて、ZICOの試供品をもらう。
ココナッツベースのスポーツドリンクのようなもので、パイナップル味を選んだが味は薄くまあまあ。
Nutrition Factsも見るが、まあ生化学的に目を引くようなものは入ってない。
早々にスタート地点に並ぶ。
といってもすでに前にたくさん人がいるのでかなり後ろの方。
ふと見ると、後ろの方にある壇上で開会セレモニーが行われている。が、遠くてよく見えない。
するとメジャーリーグのメッツのキャラクター、ミスターメッツが登場。ズームでなんとか捉える。
暑い中をひたすら待つ。ラガーディア空港の近くなので上空を飛行機が定期的に飛んでいく。
9時スタートなのに実際にスタートしたのは9時半ごろ。まあツール・ド・ブルックリンと同じようなタイムスケジュールだが、日向で待たされ続けたため既にうだるような感じである。
始まってもしばらくは混雑で自転車を降りて押す状態が続く。
その後、やっと流れ始めて快適なライドが始まる。
木陰の中を良い感じに進む。
まさにファミリーライドという感じのファンライドであった。まだ、このときは…。
メッツのホームスタジアムであるシティフィールドを通る。
そしてぐるっとシティフィールドを回って入口横を通過。
するとまたミスターメッツが。わざわざ自転車を降りて群がる人まで。
その後電車の高架下を通る。
が、川越えのところで上りになっているためそれでまた詰まり、かなり遅い。
それでもなんとか完全停止することなく流れ、高架部分も抜けたと思ったら甘かった。
なんでもないところでいきなりストップ。
炎天下の中で20分ほど待つ。
やっと流れたと思ったらさらにところどころで5分~10分の停止状態。
やってられないと思いつつ、後ろにいては何が起こってるかわからないので前へ前へと進み、先頭の警察車両が見えるところまで進む。
そもそも速度が遅く、かなりのスローペース。周りの人からは、「Go faster!」という、「もっと速く」コールが続く。
速く走りたいならレースに出た方がいいじゃないかと心の中でツッコミながらも、あまりの遅いペースに、「たしかにそう(レースに出たほうがいい)だよなぁ」と自分自身思えてくるのであった。
公園の中に入ったところでまた停止。
今度は何事かと見ると、どうやら園内の道路に枝等が散乱していて、それを片付けている様子。
またそこで10分ほど待ってやっと再開。
そして2時間近くかけて休憩所に到着。
ツール・ド・クイーンズはツール・ド・ブルックリンと同じ構成で、全部で19km。中間地点で休憩所があり、果物やパワーバーが出る。ゴール後はとくになにもなく流れ解散。
サイクロコンピュータを確認すると、平均時速8km…。
トレーニングどころかアクティブリカバリーにもなりはしないし、そもそもファンライドということなのでファンする(楽しむ)予定だったが、あまりの遅さに風を感じることさえできず、度重なる炎天下での停止に、もはやファンライドイベントというより、真夏の日焼け&暑さ我慢イベントと化している。
これ以上走る意味を感じれなくてなってしまったので、抜けて帰路に就くことを決める。
朝から何も食べていなかったので休憩所でオレンジ、バナナを食べ、パワーバーをもらっていく。
水も補給して準備完了。
他の人たちの中には既に後半戦に向けて並び始めている人も。
あのペースで進まれてはたまらないと思ってそのまま休憩所をあとにする。
交通封鎖はされていないので路肩を走るが、ソロで走ると一気にスピードが上がり、この滑空感と風が気持ちいい。やはり自転車はこうでなくては。
ただ炎天下はきついので、高架下の道を選んで走る。
そして自宅に到着。
せっかくだからということで参加してみたツール・ド・クイーンズだったが、そのスローペースと度重なる停止に辟易してしまった。
ファンライドといってもせめて時速15~20kmは出して欲しかったところである。というかこれが最初で最後の参加になりそうな感じであった。
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