もともとイージーライドということで、それならグループライドが始まる前に高強度のアタックでもしておこうと思って周回する。
が、その途中でチームメイトのリッチを見かけてそのまま併走。
それでもヒルクライムは思いっきり走ろうということで全力走行。あとでリッチから「Seriously fast!(冗談抜きに速い)」とのお言葉をいただいた。
そしてチーム練習開始。
イージーライドと思いきや、ところどころでスプリントを混ぜる。
今回はメンターのエリックが来ており、全米のトラックチャンピオンシップに出ていた彼から直伝のスプリント練習を受ける。
道の途中でスタンディングで停止して、停止状態から一気に最高速まで持っていくスプリントトレーニング。
スタンディングから一気に加速する様は往年の中野浩一対シングルトンの戦いを彷彿とさせる。
ちなみに39-19tで回す超高回転トレーニングでもある。140回転や瞬間的に160回転を出すが、180回転出す人もいるのでまだまだである。
そこでエリックとの違いを思い知らされる。
他のメンバーと違い、彼の場合はダッシュ時のあまりの瞬発力のために、タイヤと地面の間で大きな摩擦が発生し、スキッド音が出るのである。
それこそ地面にタイヤの焦げた跡が残るような、「ジュァッ!ジュァッ!」と彼がトルクをかけると砂塵でも巻き上がりそうな音がする。
「どうしたらそんな瞬間的で強力なトルクがかけられるんだろう。自重だけでは限界があるから、両手でハンドルを思いっきり引き付けつつ、一気に体全体で押し込むのか」などと考えつつ、自分も試しに思いっきり力を入れてみる。
と、そのときに腰を痛めてしまった。
微妙な痛みが腰を襲う。
今日始めて会ったチームメイトのデイビッドと「ちょっと腰痛めちゃったかもしんない」と話しつつ、トレーニングを終えて帰宅。
そもそも自宅はエレベーターがないので、自転車を担いで階段を上るが特にそこまで酷くなく問題なし。
で、家に入り、靴を脱ごうとしゃがんだ瞬間、ぎっくり腰…。
生まれて初めてのぎっくり腰だが、名前とは裏腹にかなりきつい。
しばらくは体を曲げることができず、椅子から立つだけでも汗が出る始末。
会社に遅刻の電話を入れて、しばらく安静にしてから登山用の杖を使ってやっと出掛けることができた。
怪我や事故の不安等であれば、気合の問題である。気持ちさえ負けてなければ乗り越えられる。
ただ、体を屈められない、腰を曲げられない等、物理的な身体の可動範囲の問題となってしまってはお手上げである。
あらかじめチームメンバーには報告して今日の練習は休み。
自転車を担いでの自宅の階段の上り下りも、今の腰の状態ではおそらくその時点でアウトである。
一方で、試しに固定ローラーに跨ってみたが、サドルへの乗り降りではひびくものの、一旦サドルに乗っかってしまえば、ペダルを回す分には問題なさそうである。(といってもダンシングは無理そうだが)
早朝トレーニングもできなかったので夜に軽く回して今日は終わった。
毎回とても勉強になるブログですが、その管理者様でも、ぎっくり腰でやられることがあるんですね。腰は辛いですよ、気を付けてください。時すでに遅しですが、たとえ一時的に治っても再発することも多いですから。
返信削除ちなみに私は、背骨の下のほうのひとつが左右方向にずれているせいで、ぎっくり腰にならないまでも、股関節やら足首やら思わぬところに痛みが出てランやライドができなくなることが、しばしばあります。また仕事などで長時間座るのも辛いですし。背骨はやっかいです。
何かというとすぐ高強度トレーニングに行っちゃう管理者様のようですが(笑)、くれぐれもお大事にしてください。
ぎっくり腰になるとは思ってなかったのでいきなりの災難に戸惑ってます。
返信削除ぎっくり腰になってはじめて普段どれだけ(立ってるときでも、座ってるときでも、寝ているときでも)腰に頼っていたかがわかるようになりました。
それにしても、事故ったり、ぎっくり腰になったりと踏んだり蹴ったりな感じです。