日本観光:広島~京都~東京、過去から現代へ

■満潮の厳島神社

宮島の旅館で朝食。



アメリカでは普段食べることのない日本の朝食は腹に染みる。



朝食後、満潮の厳島神社を見に外へ出ると鹿も朝食中。



昨日とはうって変わって水位が上がっている。



ちなみに干潮のときはこんな感じ。



そして昨日に引き続き本殿を拝観。



満潮時の風景こそ厳島神社の真骨頂かもしれない。



修学旅行生の団体とぶつかってしまったが、水面に映える朱色は素晴らしい。





こちらは同じ場所での干潮時と満潮時。





屋根にも水面の影が映って綺麗である。







満潮時の拝観を終えて宮島をあとにする。



と、お土産のもみじ饅頭を忘れてはいけない。



揚げもみじも食べる。



中はクリームでとろとろ。



帰り道がてらお土産屋を物色。



広島限定のポテトチップスも買っておく。ちなみにニューヨークでは日系スーパーでカルビーのポテチは手に入るが、なぜかコンソメ味が売っていない



帰りはJRのフェリーで宮島口へ戻る。



乗船。



さらば宮島。



宮島口へ到着。



駅前のうえので穴子飯の駅弁を買う。




■広島から京都へ

そして山陽本線で広島へ。







広島駅に到着して新幹線に。



さくらの指定席を取る。







車内で食べる駅弁は格別である。





そしてこんなものも。これはニューヨークの日系スーパーでも見たことが無かった。



新大阪について山陽新幹線から東海道新幹線へ乗り換え。



たった一駅だがせっかくジャパンレールパスがあるので指定席へ。



京都で降りて宇治線へ。





レンタサイクルが気になるが日本観光中なのでその余裕はなし。




■平等院

宇治で降りて歩く。



平等院表参道へ。



平等院に到着。



英語や中国語、広東語も聞こえて国外からの観光客も多い。



が、鳳凰堂は改修中で見れず。ということで拝観料も半額。





宝物館を見て紅葉を楽しむ。





鳳凰堂が見れないのは残念だったが、下調べをしてくるべきであった。




■東福寺

宇治線を京都方面へ戻って東福寺で下車。



東福寺へ着くがすごい人混み。



人の波を縫って進む。



通天橋から紅葉を見る。





すごい人混みだがさすがは紅葉の名所であった。





そうこうしているうちに陽が傾き始める。冬なので暗くなるのが早い。



東福寺を出る。



後宇田天皇菩提所を通って



東福寺を南下。




■伏見稲荷大社

なんとか完全に陽が沈む前に伏見稲荷大社に到着。



だが目的地はまだ先。



東福寺のような時間制限がある場所と違って24時間入山できる伏見稲荷大社。本来なら三ツ辻くらいまで山を登ってぐるっと周りたかったがそんな時間もない。



先へ先へと進み、



なんとかまだ暗くなる前に千本鳥居に到着



京都に来たって感じである。



できるところまで山を回る。





が、だんだんと暗くなってきて、



下りた頃には陽が沈む。



ここで陽が出ているうちの観光はタイムアップ。



伏見稲荷大社をあとにする。



旅行者のものらしきクロスバイクが。



参道でせんべえを買う。



出来たての温かいせんべえが食べられるとは、さすがは日本。



電車待ちの間にコンビニへ。ニューヨーク生活が長い自分にとってはコンビニでさえ宝の山である。



そして陽はとっぷり暮れる。




■京都から東京へ

再び東海道新幹線。



東京に着いて両国のホテルへ。

道すがら、大量の自転車。さすがはママチャリ大国、日本。



歩いている途中で修学旅行生のバスが。まさかと思っていると同じホテルへ。



わざわざ両国にホテルをとった理由はスカイツリーの夜景



綺麗ではあるのだが…、なんというか全体的に暗い。もちろん節電中という背景はわかるのだが、一観光客としては数日前までいた香港に比べるとその暗さは一目瞭然であった。




■秋葉原へ

ホテルで一息ついて、友人との待ち合わせに秋葉原へ。



駅前にいつの間にかこんなものができていたとは。



そして隣がガンダムカフェ。もちろんどちらにも行ったことはない。



2年ぶりの友人との再会。



だが既に夜10時を過ぎていて、どこに行こうかと悩む。

が、外国人に人気の日本のサブカルチャーということでメイド喫茶に

ご帰宅料という名の席料を払ってまるでミニキャバクラ。どこの世界に金払って家に入るやつがおるねんと。さらにトイレは「お花畑」と呼ばれる

客の中には本当にハマってしまってるようなアイドルオタクのような人たちまでいて、店員は店員で、「AKBでもオリジナルの曲でも歌いまーす」といって(もちろんお金を払って歌ってもらう)、マイクを持って歌って踊ってで大はしゃぎ

こうしてアイドルに憧れてるがアイドルになれない人が、アイドルごっこをしている。「ここではご主人様は夢の国に入ります」というようなことを言われたが、現実を忘れて夢の中にいるのは他ならぬ彼女自身なのであろう

だがなんちゃってアイドルになって、なんちゃってファンがついて、それでお金を落としていってくれてお金が稼げて生活していけるのであれば、それはそれでスモールワールドの中ではあるが、なんちゃってアイドル社会が成り立っているのであろう。

平日の11時にいい大人たちがアイドルごっこをし合って楽しんでいる。

そんな日本の一側面に考えさせられながら友人と分かれて秋葉原をあとにする。



両国に着いてホテルに戻る前にコンビニへ。



やはり日本のコンビニはお菓子好きにはたまらない。



普段ニューヨークでは二倍以上のお金を出して買っていると思うといっぱい買ってしまう。



ローソンにセブンイレブンとコンビニのはしごをして、ローソンでは明日の観光のためにロッピーでチケットを購入し、セブンイレブンではこれまた日本ならではのおでんを買って帰る。

が、どちらのコンビニでもレジの店員は50歳は越えている男性であった

不景気でリストラされたのか、深夜シフトでコンビニで働いている50代の男性…、

一方で深夜にアイドルごっこをして、恐らくはコンビニのバイトよりも稼いでいるメイド喫茶の女の子…、

今日の朝は広島の宮島、昼は京都と歴史的観光地を見て回ったが、夜は逆に現代の日本社会の一面を覗いた気がした。

妙に暗いと感じた東京の夜景とともに、なんともいえぬ閉塞感を感じながら長い一日を終えて床に就いたのであった。


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