さらばSGX-CA500、Saco Riverのカヤック川下り

いざ待ちに待ったカヤックレンタルへ。



Saco Riverという川を下る。


まずはレンタルショップの車でスタート地点の上流へ。



ここよりさらに上流から来る人もいて、発着場となっている。





カヤックをスタンバイしてスタート。



せっかくなのでロードバイクから外してきたSGX-CA500の電源を入れる。



が、スタートしてすぐに船体が止まってしまう。

船底に折れた木がぶつかっていてそれより前に進まない。



まだ近くにいたスタッフが「足で川底を蹴って進め!」という。


ちなみにこれまで経験してきたのは湖のカヤックばかり。

観光地化された場所で桟橋から発着。湖面は静かでおとなしかった。

ロードバイクで言えば平坦をダンシングもせずにまったり進む感じ。

が、川下りは全く勝手が違う。

靴も靴下脱いで素足を川に突っ込んで木を蹴ってクリア。


そこからは一気にスイッチが入る。

川下りという名のサバイバルに突入。

幹あればパドルを棒のようにして突き出して強引に方向転換し、





木あればパドルをぶち当てて避けていき、



渦あれば狂ったようにパドルを回して乗り越えていく。



気持ちいいカヤックの時間だったはずだが、(気持ちいいことには変わりはないが)気分はむしろ探検隊。



パドルを使って木を突いていく様はむしろ棒術のトレーニングをしているよう。





そんなこんなで乗り越えていくが、しばらくするとゆっくりとした流れに。



前述した観光地化された湖とは違い、Saco Riverは自然のままの世界が広がる。

同じように川下りをしている人がいなくなると本当に周りには誰も人がいない空間になる。



水も透き通っている。





両岸は木々が突き出たりしているので方向を保つくらいで風を感じながらまったりとする。



時にはかなり木が突き出ていて突っ込むと危険なほど。







が、ここであることに気付く。

SGX-CA500の電源を入れたままでログをスタートさせるのを忘れていた。

慌てて電源を入れようと探す・・・。

が・・・見つからない・・・

何度探しても見つからず、接岸して降りて船体内を探すことに。



船体をひっくり返しても見るがそれでも見つからず、これ以上時間を食ってしまうとニューヨークに帰れなくなりそうなので再出発。



が、さらに探検隊に不幸が襲う。



このルート案内でTree Rightと書かれたところ。



GPSもなく、距離感がわからないのでいつの間にかこの地点の左側を通ってしまっていた。

ガガガガ、という音と共に浅瀬に乗り上げてしまい完全停止。



幸い川底は川の流れで丸く削れた小石ばかりだったので、素足で船体から降りてズルズルとカヤックを引きずってクリア。

それを祝福するかのように現れたカルガモの群れを横目にしながら進む。







それにしてもこれまで長くても1時間ほどしか乗らなかったカヤックだが今回は長い。



鉄橋を越え、



キャンプ場を越え、







またもや木々に阻まれながらも進み、



ゴムボートや同じように川下りをする人々とともに進む。







出発から3時間以上経ってやっとドックに到着。





カヤックを回収してもらう。



車でレンタルショップまで戻る。



長い、長い川下りであったが得るモノは大きかった。

失ったモノ(SGX-CA500)も大きかった・・・。

スタート地点まで戻ってサイコンを探していたりしたので結局午後4時過ぎに現地を出発。

ニューヨークに着いた頃にはとっぷりと夜になっていた。

結局サイコンはレンタルショップの人にも紛失届を出しておいたがその後も見つからず。今回のレースのログも分析できず仕舞いとなってしまった。

そしてそれから数日間、今まで味わったことのない肩と背筋の筋肉痛に悩まされるのであった。

2 件のコメント :

  1. サイコンどこいったんだww
    川に落としちゃったとか?

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    1. おそらく川底に・・・。スタート地点で引っかかったところにも戻ってみたんですが見つけられませんでした・・・。(涙)

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