UCIの強引な後出しジャンケンのルール変更によりこれまで10年間誰も挑戦してこなかったのだが、最近のルール改正により、一気に挑戦者が増え熱くなっている。
アワーレコードはどうなる?UCIが旧体制時の不可解なルール変更を撤回へ、これで再びエアロポジションもOKに、カンチェラーラの挑戦は延期、ウィギンスは挑戦に意欲
詳細は以前のエントリや、Flying Scotsman(邦題はトップランナー)をご参照いただきたい。
旧世界の怪物自転車
Flying Scotsmanは、グレアム・オブリーの自伝的映画で、記録を二度更新しながらもUCIによって抹消されてしまった経緯が描かれている。
ルール改正後、挑戦者が相次ぎ、2014年9月18日にトレック ファクトリーレーシングのイェンス・フォイクトがアワーレコードを更新。
1時間で51.115km走破 43歳のイェンス・フォイクトがアワーレコードを更新
直後、2014年10月30日にIAMサイクリングのマティアス・ブランドルがさらに更新。
フォイクトの記録を742m更新 IAMのブランドルが新アワーレコード樹立
一方で、2015年1月31日に挑戦したジャック・ボブリッジが更新できなかったのもTwitterでつぶやいた通り。
約500m届かず…ジャック・ボブリッジ、アワーレコード更新ならず「一番死に近い」
そして今回、BMCレーシングのローハン・デニスが挑戦。
ローハン・デニスのアワーレコード挑戦、2月8日21時50分からライブ配信
ちなみに今回、個人的には挑戦成功するんじゃないかと思っている。
なぜなら行われるのはスイスの競技場だから。
前回のジャック・ボブリッジはオーストラリアのメルボルン、かの有名なエディ・メルクスの記録はメキシコシティだった。
地の利を活かした記録に期待である。
ローハン・デニスに続き、オランダ人レーサーのトーマス・デッケルが25日に挑戦しますね。場所はメキシコのアグアスカリエンテスという場所にある高地(海抜1800m以上)競技場。
返信削除KOGAも専用フレームをあつらえるなど、新記録達成にむけてバックアップしています。
最近オランダ勢のトラック競技での活躍はめざましいものがあり、個人的にもデッケルには頑張ってほしかったりします。でも元ガーミンシャープで、今は浪人中だったんじゃなかったっけ…。コンディション的にはちと気がかりです。
また高地。メキシコというとエディメルクスを思い出しますね。
削除アワーレコードもUCIのルール改定で一気に挑戦者が増えましたね。それにしてもそれでもまだ20年近く前のクリスボードマンの記録(56.375km/h)の足下にも及ばないことを考えると、現況UCIルール化で機材面での進化が止まってしまったことが惜しいですね。