発売されるのはMini GPS、Power GPS、Super GPSの三種類。
その名の通り、GPSログに対応していて、端末自体に地図は表示できないが、ライド後にログをアップロードすることで走行地図を見ることができる。
そしてLezyneのGPS Ally Appでスマートフォン上でログを見ることができ、GPS RootというウェブサイトでPC(ブラウザ)上でもログを見ることができる。
と、ここまで書いて思うのは、すでに巷に溢れるサイクロコンピュータと比べて差異化があまり図られていないこと。
Lezyneのデザイン好きなファンからは好まれるかもしれないが、機能的な面では目新しい点はない。
アプリやウェブサイトも、Garmin ConnectやCycleOpsといったサイコンメーカーが運営しているものはもちろん、サイコンメーカー以外にもStravaやTrainingPeaksといった強力なオンラインログアップロード&解析サイトがある以上、はっきりいって「またか」という感じがするし、これ以上中途半端な類似サイトを乱立させてもなぁという気がする。
ちなみにANT+に対応しているのは最上位モデルのSuper GPSのみ。
ぶっちゃけANT+のパワーメーターなりを使っている人にとっては新たに手を出すほどのものでもないように思える。
Bluetoothでワイヤレスでログがアップロードでき、モノクロだがGPSログも可能、機能を詰め込むよりもコンパクトさを優先という点を考えると、位置付けとしてはGarmin Edge 510とモロにかぶる(といってもGarmin Edge 510はカラーだが)。
さらにどうでもいい機能としては、スマートフォンとBluetoothでつなげることで、テキストメッセージやEメールを画面に表示できる。
が、走りながらサイコンから返信するわけでもなし、そこまでしてEメール見たいかという気がするし、走行時にメッセージを見て※自転車自体のハンドリングが疎かになるという安全面を考えてもまったく必要のない機能である(※サイコンで単に数字だけ一瞬見るのと、ライドに関係ないメールの文章を読むのとではやはり注意力への影響は後者の方が格段に大きいと思う)。
唯一Garmin Edge 510に対してメリットと思えるのが価格の安さ。
Super GPSで199.99ドル。
ところが最大のデメリットは表示情報の少なさ。
曰く、「Semi-customizable display: Two, Three or Four fields」・・・。
4フィールドしか表示できない!?
ラップタイム、パワー、ケイデンス、距離でいっぱいいっぱい。
平均パワーや平均ケイデンスも出そうとしたらそれだけでも表示しきれなくなってしまう。
パイオニアのSGX-CA500が9フィールド、Garmin Edge 800でも1ページ最大10フィールドで何ページも設定できることを考えるとかなりいただけない。
うーん、やはり微妙な位置付けのサイコンである・・・。
Lezyne GPS
ライトやポンプで独特の世界観を構築したレザインにしては、あまりインパクトないな…というのが正直な感想。
返信削除ここからステップアップして、パワーメーター系ラインナップに展開してくれることを期待したいですね。
たしかにLezyneにしてはインパクトも個性もないですね。ちなみに4つパラメーター表示の場合でも、カスタマイズ可能なのは最後の1項目だけで、他の3項目はパラメーター固定だそうです。その点もかなり海外掲示板で不満が出てました。
削除値段とデザインで勝負ってところかな
返信削除値段はGarmin Edge 510より100ドル以上安いんでかなり頑張ってるとは思うんですが・・・、いかんせんパラメーター表示がかなりのボトルネックですね。
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