2015年第4戦:ソマセットサーキットTT

第4戦は上りもあるローリングのソマセットタイムトライアル。

出走は8時過ぎなので十分睡眠をとって4時台に起床。

車で1時間強、ニュージャージーの西にあるソマセットへ。

レディングトンという町を通過する形のサーキットコースで、去年バルーンフェスティバルの会場になった場所のすぐ近くである。



2年目の参加となる今年。

上りも多いレースなので気合を入れて出発。

が、出発して高速に乗ったところで、ガソリンがあまり入っていないことに気付く。

そして財布も持ってきていない・・・。そう、レースでは事前登録をしていると基本的に一銭も使わないことが多く、油断していると財布を忘れてしまうのである。



家に取りに戻っているとそもそもDNSになってしまいそうで、レースさえ終えてしまえばなんとでもなるだろうということでそのまま進むことに。



最悪レースディレクターや他の参加者なりにお金を借りるかしようと考える。幸いスマートフォンは持っているので、オンラインバンキングなりPayPalなりでその場でお金を振り込んで、その分現金でもらうということだってできる。



とはいえガソリンが持つに越したことはないので、他の車のスリップストリームに付いたりしながらガソリンを節約して走る。




レース前だというのにガソリンに心を奪われた状態で会場に到着。



が、開催者側でゼッケンナンバーのピックアップの準備がまだされていない。



スキンスーツを着ながら自分でゼッケンをつけるのは不可能に近いので、いつもゼッケンを受け取ってスキンスーツにつけてから着替えてウォームアップを開始するようにしている。

が、当初のピックアップ受付開始時間の7時を20分過ぎてもまだ準備がされていない。

しょうがないので、ローラーを出して普段着のまま軽く回し始める。

今回実戦初投入、Emondaで使うのもレースぶっつけ本番で初めてという卸したてのZIPP 808 Firecrest。もともとカラーリングは諦めていたのだが、マットブラックのTrek Emondaとのデザインもマッチしていてちょうどいい。



周りを見るとZIPPを使っている人が多く、やはり王道ホイールという感じ。




7時半を過ぎてやっと受付が開始されたと思ったら、他の参加者も待たされていたので長蛇の列。

予定を変えて普段着のままアップ開始。



時間が押しているので、完全にウォームアップできないまま中途半端に終了して列に並ぶともう45分で出走まであと20分。

それでもまだ列に並んでいる人は多く、そもそもカテゴリー別に受付が分かれていないので全員が一列に並ぶことになり処理に時間がかかっている。主催者側のアレンジ不足がこの事態の原因。



やっとゼッケンをピックアップしたと思ったらすでに出走まで10分ほど。

あわててゼッケンをつけ、着替えてスタート地点へ。

天候は悪く、雨がポツポツと降ってきたと思ったら息を整える間もなくスタート。



幸いスタート後は緩い下りになっているのでぐいぐい加速していく。



緩いコーナーを抜けて序盤を進む。



最初のコーナーを曲がってクライムへ。



モメンタムを維持するように出力を上げて超える。



上りがきつい一方で、下りもあるのでスピードが乗るこのコース。



上り勾配のコーナーを越えて第3ストレートに。



ちなみに、起伏のある10kmのコースの場合、同じ平均出力でも、上りで5%出力を上げ、下りで5%下げるだけで1分半近くタイムを縮めることができる。自分がFTPうんたらの指標には懐疑的なのも、そういった(より重要な)ものが単なるFTPからでは見えないためで、FTPでパフォーマンスを図るのはパンチングマシーンの数値だけでボクシングのチャンピオンを決めるようなものだと思っている。



他の選手たちの間でTriple Hillとして話題に上がる後半の3段坂は気合で突破。



1段目、



2段目は少し下ったあとの上りなだけに慣性の力を借りて一気に上りきることができるが、



3段目は毛並みが違いじわじわと上がっていくのできつい。



その後のダウンヒルで橋を越えた直後の90度コーナーを越えるとあとはもがいてもがいてゴール。



ゴール後、タイムを確認すると・・・。



去年より数秒縮めただけ。



とはいえ、去年はいまっちさんと接戦で競い合ってモチベーションも高かった上、Bontrager Aeolus 9.0の90mmディープリムホイールというベストセッティングで臨んでいたため、その記録を更新できたというのはZIPP 808 Firecrestの効果なのかもしれない。



ちなみに初めてのZIPPの走り心地はすこぶる良好。



40km/hを越えてもストレスフリーで巡航できる感じであった。

あとはやはりエンジンのみ。

これだけは買い換えるわけにはいかないので鍛錬していくしかない。



そうしてレース会場をあとにした・・・



のだが、ここのあたりは路面も綺麗で、普通に走ったとしてもすごく気持ち良さそう。



レースでなくてもまた走りにきたいなぁと思うのであった。


2 件のコメント :

  1. ガソリンが気になります。

    返信削除
    返信
    1. 帰りは高速を使った最短ルートとスリップストリームに入りまくったのでなんとか持ちました。その後すぐにガスを入れに行きましたがw

      削除