先物賭博堕天録:もうはまだなり、まだはもうなり

原油、その後・・・


今週初から原油は安定的に上昇。

先週末にポジションを解消していなければもっと儲かっていたかもしれないと後ろ髪を引かれながらマーケットを眺めていた。

木曜はドル安と米国シェールの在庫減少を受けて48ドル台に迫るところにまで上昇!!(チャートは30分足)



かーらーーのーーー急落!!!



金曜に発表されたベーカーヒューズの米国リグ稼動数は765基から764基に微減したものの、改めて米国原油生産の継続を確認する形に・・・。

原油価格は46ドルを割り込んだ・・・。

こんな動きで波乗りしていくのは難しい・・・



自分であれば木曜の高値で売り抜けることなどできずにそのままホールド・・・自慢の握力で金曜の急落に巻き込まれていたことだろう。


マーケットとの付き合い方


急落してまた旨味が出てきそうな原油相場・・・。

ある意味トレンドラインの下限と言えなくもない・・・(チャートは日足)



が、まだポジションを取る気にはなれない・・・



24日のOPECとロシアの会合次第ではどう転ぶかわからない、こんな状態でポジションを取るのはリスキーすぎる。

ポジションを取ることはいつでもできるが、一度ポジションを取ったら最後、あとはマーケットの動向と心中するしかなくなる

価格はマーケットが決めるので自分が決めることはできない。

結局、博徒が決めることができるのは「いつ買うか」と「いつ売るか」の二つだけ・・・

「いつ売るか(いつポジションを解消するか)」も重要だが、やはり一番大事なのは最初の一歩である「いつ買うか(いつポジションを取るか)」。

適正価格に比べてプレミアがつきすぎている高価格で買えばそこから利益を出すのは難しくなる。

逆に大底で買えていればいつ売っても利益が確定できるウハウハ状態になる・・・

つまり、「いつ買うか」は慎重に慎重を重ねても問題ない。

逆に安易なポジション取りは避けたい。

買い逃したとしても、機会損失にはなっても実現損にはならない。

ある意味、勝負の大半は買った時点で決まっているといっても過言ではない。

出口戦略


逆に良いタイミングで買えていればいるほど、売るタイミングの重要性は低くなってくる。

すでに利益が出ている状態であれば、あとは利益の幅の問題なので、適当なところで売ればいい。

どこで売っても勝てる(利益が出る)ポジション取りこそ理想であろう。

一方で、売るタイミングにこだわりすぎると手痛いしっぺ返しを負うリスクが出る。

最悪なのはせっかく利益が出ていたのに、「もうはまだなり」と思って売り時を逃し、どんどん下がってマイナスになってしまうことだろう。

よって、ポジションを取るときは慎重に、解消するときは早めにを意識していきたい。

相場格言的には、買うときは「もうはまだなり」で、売るときは「まだはもうなり」ということになる。


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