LA遠征記第5回:羅府ゲートウェイ!超弾丸遠征へ

超弾丸の遠征となった背景


今回のスケジュールは超弾丸。

レースは金曜日の朝。

もちろんレース当日にフライトしてたら間に合わないので、前日に西海岸入りし、レースが終わった日にフライトして東海岸に戻ってくるというスケジュール。

具体的にはレース前日である木曜日のフライトでPST※の昼過ぎにロサンゼルス着(※Pacific Standard Time、太平洋標準時、西海岸は東海岸と3時間の時差がある)。



そこから自転車をセットアップし、翌日の金曜日早朝にレース会場であるサンタバーバラ(ロサンゼルスから車で一時間半ほど)へ移動。



朝~昼にレース、同日夜のフライトで東海岸に戻ってくるという、実質1泊2日の飛行機遠征となる。

超弾丸となった背景としては、もともと金曜がレースということもあり仕事のスケジュールと調整し辛く前日入りが精一杯だった点、遠征中は子供の世話を妻に押し付けることになり、家族からなんとか許しをもらっての日程だったので週末は週末で可及的速やかに戻ってこなければならなかった点が理由となっている。

特に家族からは生まれたばかりの子供もいるということもあり当初は反対され、完全な自分の我侭として渋々納得してもらった経緯もあり、とてもではないがこれまでのように「遠征旅行」と銘打って旅行部分を思いっきり確保できるような状況ではなかった(といっても限られた時間の中でできるだけ旅行気分も味わわせてもらったが・・・)。

そんな経緯もあり、さっと走って帰ってくるというイメージで少し後ろめたい気持ちも抱えながらの遠征となった・・・。

Flight to West Coast


ということでレースの前日兼移動日は朝4時に起床してプロテインと糖質解禁でカーボローディング用にとケーキを食べる。

ぶっちゃけ1時間もかからないレースではカーボローディングは必要ないのではあるが、そこはメンタル的な部分も含めて解放する。

ジョージワシントンブリッジを渡って地下鉄でペンステーションに到着。

ペンステーションはグランドセントラルターミナルと並んでニューヨークの2大発着駅。

ペンステーションにはAmtrack、NJ Transit、NY Subway、Long Island Rail Road(Subwayと同じ会社のMTAが運営)と様々な鉄道会社が乗り入れており、こちらの鉄道は日本のようにゲートがない(チケットを買ってなくても直接ホームに行って列車に乗り込められる)ので初めての人は迷わないようにお気を付けいただきたい。



今回はニューアーク空港まで行くので、ニュージャージーを走るNJ Transitの列車をチェック。

NJ Transitは数種類の路線がペンステーションから出ているが、ニューアーク空港に行くのはNortheast Corridor LineとNorth Jersey Coast Lineの2路線。

といっても電光掲示板では行き先の隣りに飛行機のマークが付いているのでわかりやすい。



券売機でサクッとチケットを購入。

空港内のターミナル間を走るAirTrain含めて13ドル。



ペンステーションにはニューヨークで唯一クリスピークリームの支店があるのでこちらにもサクッと寄る。



次の空港行き列車の発車までの時間でクリスピークリームをゲットして滑り込みで乗り込む。



ニューヨークのペンステーションからニューアーク空港まではSecaucus Junction, Newark Penn Station, Newark Airportと3駅。



「ペンステーション(ペンシルバニアステーションの略)」と付く駅名がNew York Penn StationとNewark Penn Stationで2つあるし、「ニューアーク」という名前もNewark Penn StationとNewark Airportのどちらの駅名にもついているので不慣れな人には紛らわしい。

たとえて言うなら外国人が横浜と新横浜を間違えたり、高輪台と白金高輪と高輪ゲートウェイを間違えて「130位ノクセニナマイキダ!」と怒り出すようなものだろう。

なにはともあれ無事列車は走り出し、車掌さんに切符を見せてもぎってもらう。



移動中に3パックのアソートドーナツを食べる。



まずはGlazed Kreme Filling。



クリームが反対側から飛び出さないように、クリーム注入口側から食べるべし。



うーん、たまらん・・・。



そしてシナモンバン・・・だがこちらはまあ普通にある味でクリクリの特別さもなく残念。



ただこの時点ですでに2000kcalに達しようとしていて、さすがにカーボディプリート期間を終えたとはいえ暴食に歯止めをかけなければいけなくなる。

レースが終わって帰ってくる頃には食事制限を開放できる・・・。

あと2日の辛抱だと思ってそれ以上ドーナツに手を伸ばすのを思いとどまる。

そうこうしている間に空港駅に到着してAirTrainに乗り換える。



ボーディングパスは印刷してきたので直接セキュリティチェックに並んで搭乗ゲートへ。



が、直前で搭乗ゲートが変わったらしく、手元印刷と電光掲示板のゲートが違ったので便名を確認して変更後の搭乗ゲートに向かう。



こういうことがあるとやはり空港のKiosk端末でボーディングパスを発行した方が無難か・・・。

ゲートに到着。時間に余裕を持って動いたのでマーケット急落の日経ニュースを見ながらゆっくりと待って搭乗。



ロサンゼルスまでは6時間弱のフライト。



エコノミーの機内はさもしく、機内エンターテイメントサービスのディスプレイがない代わりにスマホ&タブレットを挟めるようになっていて、自分の端末経由で有料で映画等のサービスが受けられるらしい。スマホを持ってない人はどうすんねんとも思うが、UBERやAirbnbのような限界費用ゼロ社会にレガシー企業も入ってきたということか。



Kindleを読みながら時間を消化してLAX(ロサンゼルス国際空港)に到着。

半年振りのロサンゼルス


LAXに降り立って空港出口に向かって歩く。



と、ちょうど自分の子供と同じくらいの子を連れた家族が歩いているのを見て、残してきた家族のことを考えてしまう。

旅行なのに一人だけで家族がいないのにちょっと寂しい気持ちになりながらも先を急ぐ。

今回はOさん宅にお世話にならせていただくのでご自宅へ向かう。

自分のスマホはネットワーク接続が悪く、インターネットにつながりにくいということもありUBERではなくタクシーで行こうかと考えてタクシー乗り場へ。

ところが、UBERやLyftの配車サービスのメッカである西海岸だからか、タクシーの数が少ないのか、待っていても全然来ない。



幸い空港のWifi圏内だったおかげでUBERアプリが普通に使えたので、これならUBERの方がよっぽど早くしかも料金も安いということもあってUBERを利用。

はたして数分もしないうちに配車されて乗り込む。

そして空港から移動。



ハイウェイの速度は感覚的に東海岸よりも速く、荒い運転もあって車酔いしそうになりながら向かう。

日差しも強く、ニューヨークの服装で来ている自分はすでに汗ばんでいる。

いつ見ても西海岸のガソリンは高いなぁと思う。



外を眺めているとアマゾンブックスというAmazon.comの直営本屋らしきものが・・・。これはまだ東海岸にはない。



椰子の木を眺めながらOさんのご自宅に到着。



なにはともあれロードバイクを走れる状態にしないと始まらないので、先に受け取っておいていただいたロードバイクをセットアップする。


初めて陸送でロードバイクを大陸横断させたが、箱に傷みはあるものの、中身は特に問題もなく届けられていた。



分解時の逆の手順で組み立てる。



これでまずは走れる状態にまでセットアップできたので一安心。

一息ついて、次は観光ポタリングがてら試走に出かけるのであった。


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