前回非スマートローラー台を検討したが見つからず、スマートローラー台でKickr Coreを検討するに至った。
一方でElite Turbo Muinも音以外は何の問題もなく使えているのでスマートトレーラーが安くても900ドルすることを考えると勿体ない気もする。
それに当初は音がうるさくなったらずっとそうなのかと思ったが、走ってるうちに静かになったり、逆に途中からうるさくなったりで一定せず、静かなときは「これなら新しく買わなくもいいじゃん」と思うこともあった。
ちなみに音といっても家族が起きている間は別に問題なく、あくまで早朝の静かな時間帯に寝てる家族やご近所さんの迷惑にならないようにというレベル。
これまで聞いた中で一番うるさかったLeMond Revolutionに比べれば十分マシ。
LeMond Revolutionは静粛性(というより騒音性)の面で問題外。
巨大な扇風機による爆音は凄まじく、レース会場(屋外の駐車場)のウォームアップでも「あのジェット機のような音は何だ?」と思って見てみたらこのレボリューションであった。
このレビューではカエルの人形が風圧で吹き飛ばされている。
壁に囲まれた室内でこの爆音機を使うだけの気合は自分にはない。
秋だ!一番!ダイレクトドライブ固定ローラー祭り
ちなみに初代KICKR?と比較してる動画が上がっていたが、82dbと90dbの差があるとのこと。
10db弱しか違わないのかと拍子抜けしそうになったが、80dbと90dbでは地下鉄の車内と大声による独唱ほど違うということなので、朝6時に千の風になってを大声で歌い出したらそりゃあ近所迷惑だろう。
さらに時には106db(ヘリコプター近く)までいくことがあるそうなので「一番うるさかったローラー」として自分の記憶に残っているのも納得である。
Magene T100という中華スマートローラー
とはいえ、自分がローラーを気兼ねなく回せるのは早朝の時間帯しかないので覚悟を決めて買い換え候補を絞る。と、Amazon.comのリストで価格的に異彩を放つ349ドルのMagene T100というローラーを発見。
こんなに安いということは探していた非スマートのダイレクトドライブローラー台かと思ったが、BluetoothとANT+に対応、かつ単四乾電池2つで動くスマートトレーナーらしい。
チャイナ臭がぷんぷんする感じだが、見た目はWahoo Kickr Coreっぽいし、どこまで信用できるかわからないがAmazon.comのレビューも好評価で静音らしい。
ということで公式ページを見てみるとやはり中国の会社で、正式名称は青岛迈金智能科技有限公司で2015年に9人で起業した青島にあるスタートアップらしい。
まあ最近は同じく中国開発の正伝三国志にハマっているので中国のものだからといって一辺倒に低品質と決めつけてはならず、これも玉石混淆の玉の部分かもしれない。
ちなみに最新のフラッグシップモデルはT300という高性能ローラー台らしい。
SRMパワーメーターとの比較を乗せていたりとかなりちゃんとしている印象。
そして既存のダイレクトドライブローラー台と違うのはパワー出力によって色が変わるカラーライト!
まるで自動車のアンダーネオン・・・。ペダルを回してる本人からは見えない、まさに誰得の機能、この「力を入れるところが違う感」が逆にすごい。
話しをT100に戻すが、これまで中華を試してきた人間としてはかなり気になったが、決め手になったのはスペック詳細。
最大パワーが700Wまで対応なのとパワーメーター精度が+-3%と低い。まあパワー出力はStagesで測っているのでローラー台のを使わなくても問題ないが、気になったのは勾配再現が3%までということ。
20%の激坂まで対応している必要はないが、ホワイトフェイスヒルクライムの平均勾配が8%であることを考えるとせめてそれくらいは欲しい。せっかくのスマートトレーナーなのにスマート部分が使えないということで将来的にスマートトレーニングもする可能性も考慮すると諦めざるをえない。
Wahoo Kickr Core
一方Wahoo Kickr CoreはKickr V5とまではいかないが、最大出力1600W、勾配再現16%と十分実用に耐えるレベル。前回触れた初期不良品の騒音問題もカスタマーサポートがしっかりしていてすぐに対応してくれるということなので大丈夫そう。
ということでWahoo Kickr Coreに決めてチェック。
と、公式サイトで再調整済みの品(いわゆるRefurbished扱い)がディスカウントされて売られていた。
初期不良による異音発生からの返品&交換体験が身近な自転車仲間やネットにもかなりあるので心配になっていたが、逆に再調整済みであればその心配もなさそう。
思うにそれだけ初期不良が多いけどすぐに対応してもらえるのは、生産工場の一次出荷時の品質チェックに問題があるのか、そして工場外?の品質管理部がカスタマーサポートで届いた不良品をしっかりみているのかもしれない。しらんけど。
そういったことと120ドル安くなることを考えて再調整版を購入。
これでローラー台ライフが充実してくれることを願うのみである。
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