BSOD連発だったCORSAIR(コルセア)のメモリ不良を無償交換してもらえた

BSOD連発の原因を調べる

香港&日本旅行から帰ってきてから一気にパソコンの調子が悪くなりました。

消防局検査の関係で自宅の主電源のオンオフがされたのでそこで変な負荷がかかったのかもしれませんが、BSOD死のブルースクリーン)が頻発するように…。 

エラーメッセージが毎回違ったりで、以下のようなエラーパターン(BSODStop code)がありましたが、調べてみると総じてメモリの問題に起因しているらしかったです。

  • IRQL_NOT_LESS_OR_EQUAL
  • KERNEL_DATA_INPAGE_ERROR
  • MEMORY_MANAGEMENT

 

Windowsのメモリ診断ツール(Windows Memory Diagnostics Tool)を実行したところ、エラーあり(Hardware problems were detected.)とのテスト結果がでてきましたが、「修復するためにはコンピュータの製造元に問い合わせください」という大まかなアドバイスでそれ以上のことはわかりません。


MemTest86でメモリテスト

そのためMemTest86というメモリテストソフトを使って、Windows11と切り離してメモリ単体を詳細にチェックします。

その結果Failedの文字が。

追加で調べてみると、メモリエラーはオーバークロックで起きやすいということですが、特にオーバークロックの設定はしていません。

それでもクロック数やレイテンシーのCL値を落として低性能で走らせれば改善されることがあるという情報を見て、BIOSUEFIで設定を変えて試してみますがそれでもエラーは消えません。

これは小手先な設定変更で直りそうにないので、ハードウェア自体に障害が出ているのだと思い、4本あるメモリを外してそれぞれテストにかけます。

116GBのメモリだと、何度もテストするのにも時間がかかり、寝る前にテストを走らせて翌朝起きて結果を知るということもしばしば。

組み合わせによっては全くエラーなしでテストにパスすることもあり、時間をかけて試した結果、1本のメモリで必ずエラーが発生し、他の3本のメモリでは問題ないことを確認できました。

ということでエラーが出ない3本のメモリだけでWindows11を走らせてみたら見事解決。どんなにパソコンを使っていたり重い処理を走らせてもBSODなることはなくなりました。

ただデュアルチャネルで2本差しで威力を発揮するメモリなので、3本ではA2とB2スロットの2つ(32GB)はデュアルチャネルできますが3本目の16GBは本来の性能を発揮できていないことになります(重い処理をしない限り体感するほどではないかもしれませんが)。

とはいえ、IntelliJPiCharmといったIDEを複数走らせつつ、BlueStacksを起動しながら動画編集もやったりすると32GBを越えてしまうのでやはり4本目は欲しいところ。

ロットの相性問題もあり、同じブランドの同じモデルでも2本同梱ロットのものを使うのが推奨されるようで、今無事な3本目に、新しく1本だけ買ってきて追加するのも好ましくなく、かといって3本目は問題ないのに新たに2本買って今の3本目を使わない(事実上廃棄する)のももったいないです。

Corsairのサポートに連絡

この点、メモリは購入後1年以上過ぎていて、購入店の交換や返品期間は過ぎてしまっているのですが、Corsairのメモリはメーカー保証がしっかりしてるらしいというのをメモリ問題を調べていたときに知ります。

一縷の望みを託してCorsairのウェブサイトをチェックすると、Limited Warrantyの項目があり「CORSAIR systems (e.g. CORSAIR ONE, Vengeance PC, and Voyager a1600 laptop) come with a 2-year hardware warranty for the original purchaser, starting from the day of purchase from an authorized CORSAIR reseller.」とのこと。

幸い、購入したNeweggのオンラインショップはAuthorized CRSAIR resellerになっていて、eBayとかで買わなくてよかったと胸をなでおろします。

まだ2年間の保証期間内だったので、ウェブサイト上の申請フォームを入力して、以下の添付ファイルをつけて送信しました。

  • シリアルナンバーが写っている故障メモリ本体の写真
  • 購入日がわかるレシート(注文履歴の詳細をPDF化したもの)
  • MemTest86FAILED画面が出ているモニターの写
  • MemTest86の結果を出力したログファイル
ちなみに申請フォームのコメント欄にはBard(Google版ChatGPT)にドラフトを書いてもらって修正して使いました(笑)。「こういう文言を含めて問い合わせを書いてくれ」と入力するとドラフトしてくれるので叩き台を作ってもらうのに助かってます。

Corsairへの返品

その後、しばらく何の音沙汰もありませんでしたが、一週間ほど経ってサポートからメールを受け取ります。

メールの内容は、同梱されているもう一つのメモリもチェックしてみて、そのシリアルナンバーの写真も送って欲しいということと、RMAReturn Merchandise Authorizationという返品保証サービス)に必要な項目を送って欲しいということでした。

配送先の住所やマザーボードのモデルといった情報を送り返すと今度は翌日には返信があり、RMAの承認が下りたので別途メールが行くとのこと。

同日にRMAの返信に必要な書類(RMAコードや返信先が書かれ1枚ものの紙)と、ご丁寧にもUPS(アメリカの配送会社)の返品用ラベルも送られてきました。

2個セットのメモリなので、もう1つは問題なくても2つとも送り返すようにとのことだったので、指示通りにパッキングして返信用の紙をプリントアウトし、段ボール箱に返信用ラベルを張り付けます。

近所のUPSストアに持ち込んでドロップオフしますが、返品用ラベルのおかげでバーコードを読み取ってもらうだけで完了。支払いも不要でした。

Corsairからの交換品

故障メモリを送って、1週間ほど経過してメールを受け取りました

交換品を送付したということで追跡番号とFedExからの配送予定通知も来ました。

おそらく故障品のチェックに時間がかかったからなのか、実際に代替品を受け取ったのはUPSにドロップオフしてから10日後のことでした。

さっそくマザーボードのA1, B1スロットに両方のメモリを挿して起動。

まずはWindowsの前にMemTest86でメモリ動作検証したところ、見事エラーなし。

Windows11起動後も問題なく64GBで認識されています。

重い処理を走らせてもBSODが起きることはなく、これで解決と相成りました。

今後ともハードウェアの故障に悩まされた際は販売店保証が切れていてもメーカー保証をチェックしてみたいと思います。


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