画像生成AIのSDXLでタイムズスクエアを走らせてみる

Stable Diffusionをいろいろ試してみました。

前回ご紹介した(SDXLのGUIの)Fooocusは、簡単セットアップですぐに試せる点では有用ですが、もっと細かく指定したり、i2i(Image to Image)やInpaintを使おうとすると機能不足になり、結局SDXLより前のStable Diffusionの方がよっぽど良い画像が作れました。

ただFooocusの驚くべき点はインストールが簡単すぎること。公式サイトからダウンロードして7zファイルを解凍したら、Run.batをダブルクリックするだけでいきなり使えます。

Pythonも同梱してるのでStable Diffusion WebUIで必要になるPythonのインストールやコマンドラインを叩く必要もなく、パソコンスキルに関わらず利用できる点はすごいの一言です(グラボがないと生成に時間はかかりますが)。

ちなみにFooocusで試してみたのはこちら。

「shoot from side, pack of cyclist racing on steep hill」というプロンプト(呪文)を投げ込んでみました

うーん、なんかどこかで見たことのあるようなジャージですね😅

お次はこちらの条件、「shoot from side, pack of cyclist racing on steep hill, cyclist in front as hamster」

出てきた画像はこちらですがハムスターが完全に無視されてます。そしてよく見ると後方のサイクリストは路肩にはみ出してるのがまだまだといったところ(簡単に直せますが)。

ちなみに犬と一緒に走らせることもできます

「a cyclist and many dogs running together on steep hill」

そして場所を「Times Square」に変更したのが冒頭の画像です

ちなみにSeed(シード値)というランダム要素があるので同じ生成モデルとプロンプト(呪文)を使っていても生成する画像を変えることができます

画風をアニメ風に変えるとこんな感じに

デジタルアート風

3Dモデルにすると実写風3Dっぽい画像になります

なんかツールドフランスのゲームを彷彿とさせられるタッチです

ちなみに「a road bike cyclist and many Welsh Corgi and many Pomeranians running together in Times Square」と打ってみたらコーギーだけの微笑ましい画になりました(危ないけど)

シード値のランダムがあるので再度試してみたら成功

So what?と言われればそれまでですが、使い道を考えてみるのもおもしろそうです。

Image2Imageを使えば実際に撮った写真からイラスト化や漫画化もできるので、基本的には、上掲の「写真→アニメ」のように画風を変えたりして「現実のものを違う形で表現する」か、「実際には存在しない風景を表現する」の2種類になるのかなと思いました。



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