雪解けの季節になると、路面はしばらくぐちゃぐちゃの状態が続きます。この時期に自転車で走るならフェンダーは必須の装備です。
しかし、ある日フェンダーを支えている片方のネジが折れてしまい、フェンダーが外れるというトラブルに見舞われました。走行中、お尻が冷たくなるほど水や泥が跳ねまくり、気持ち悪い状態で通勤することに。
さらに、跳ねた雪解け泥がシューズのかかと部分にかかり、浸水してくるのです。普段なら風でつま先部分が冷たくなる程度ですが、かかとが冷たくなるのは初めての経験で、かなり辛い状況でした。加えて、鞄の後ろやウィンタージャケットの背面にも泥が跳ね、結局ウェットティッシュでフレームや鞄やジャケットや体を拭く手間が増えるなど、余計な時間を取られる羽目になりました。
片持ちでの対策
とりあえず片方のネジだけでフェンダーを支えられないか試してみました。
しかし、安定せず、段差などでタイヤにこすれてしまうことが多く、外れてしまうこともありました。この方法では実用に耐えられず、早々に断念しました。
結束バンドでの対策
次に試したのは結束バンドによる固定です。Dahon ViscのフレームにはBB(ボトムブラケット)後方に丸い穴が空いているため、ここを利用してフェンダーを固定することにしました。結束バンドと片持ちを組み合わせることで、なんとか安定するかと思われました。
実際に走ってみると、結束バンドの効果は予想以上で、段差を越えてもタイヤにこすれることなく、しっかりと固定されているように感じました。しかし、1〜2回のライドで結束バンドが切れてしまいました。穴に通せるギリギリの太さの結束バンドを選んだものの、通勤時の凸凹した道で何度も負荷がかかるため、耐久力が足りなかったのでしょう。何度か試しましたが、結局どれもすぐに切れてしまうため、この方法も諦めました。
ニューフェンダーへの交換
最終的に、新しいフェンダーを探すことにしました。今回は、現在のものとは異なる固定方式のものを選ぶことにしました。
シートポストに取り付けるタイプのフェンダーもチェックしましたが、幸いにもDahon Visc用のフェンダーを発見しました。と思ったら、見た目も明らかに同じフレームなのに、フレームについている名前はどうみても「DAHON」に見えません…。なぜかあやしいブランド名が付いていましたが、規格は同じようなので問題なさそうでした。
ちなみにこちらがDahon Visc D18のフレーム形状。肝心のフェンダー取り付け箇所は同じ感じですが、フレーム自体は微妙に違います。
フェンダーの実装と調整
新しいフェンダーが届いたので、さっそく装着しました。
しかし、思ったより跳ね上がった角度になってしまい、リア側は本当に水や泥を防いでくれるのか不安になりました。
また、フロント側は歩道橋などで曲がるときにシューズと接触しそうなほど近い位置にありました。
幸い、この部分は金属製で曲げることができたため、適切な位置に調整することができました。実際に走ってみると、期待通りの動作をしてくれて、ようやく満足のいく仕上がりとなりました。
こうして、フェンダーのトラブルに振り回された数日間がようやく終わりました。とはいえ、交換以降まだ完全にびちゃびちゃの日は経験していないので真価がわかるのを待ちたいと思います。
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