背水の陣:ペダルを踏ませるもの

今のところ去年と大差ない結果しか出ていない今シーズン。

去年のハイポイントヒルクライムで書いた通り、今のままでは壁をぶち破ることができず改善に悩む状態。

トレーニングでもレースでも、モチベーションは希望であり、伸び代であると思う。

明日への希望があるから今日もペダルを踏むことができる。

これ以上改善できない、頑張っても駄目だと思えばそこが終点であり限界なのだろう。

そう、「頑張っても駄目だと思えば」である。

「思う」主体は自分。

進むも止まるも結局は自分の意志次第。




メンタルな部分はおいておいて、客観的に考えてみる。

ある意味ショックだったのは、あんなに鍛えまくったウエイトトレーニングの効果が全く出ていないということ。



一方で、ウエイトトレーニング自体は、当初よりもよっぽど重い重量を、多くの回数挙げることができるようになってるので明らかにパワーアップしている。

つまり、ウエイトトレーニングの向上が、タイムの向上に結びついていない。

そこで思い至るのはトレーニングの原理・原則のうちの「特異性の原則」。

簡単に言えば、自転車で使う筋肉は自転車でしか鍛えられないということ。

それへの反駁としては、多くのプロレーサーが実際にウエイトトレーニングを行っているという事実。


考えられるのは、ウエイトトレーニングで鍛えた力を、自転車を漕ぐ力に上手く転換できていないということ。

ウエイトトレーニングは筋肉への造詣を深める点で有意義であり、単に何も考えずペダルを回していたときに加え、個々の筋肉や関節の単位で収縮の動きを意識することができるようになる。

自分の中でうまく使えていない筋肉はどこか・・・。


そんなことを悩みながら今週末、最後になるかもしれないタイムトライアルに臨む。

思い切って使う筋肉を変えてみる。

改善が見えなければ、今シーズンは中途半端なパフォーマンスでレースに出るのではなく、来年に向けてトレーニングに集中した方がいいかもしれない。

ということで、今シーズン残りのレースをどれだけ走るかのメルクマールとして今週末のレースを位置付けたいと思う。

自分はまだ走れるのか・・・




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