不知彼不知己,每戰必敗

最近考察系のエントリが続いているが、心新たに練習を始める前にやっておかなければならないことがある。

ロードバイクに乗る上で一番大事なパーツはどこか。

ドライブトレイン最重要理論にて述べた通り、駆動系、その中でも最も重要なのがエンジンである。

例えば100万円のロードバイクに自分が乗って、そこいらのカテゴリーレーサーを連れてきて10万円のロードバイクに乗らせて競争したら間違いなく自分が負けるだろう(キッパリ)。

それくらいエンジンは大事だ。

ロードバイクに無駄な金をかけるよりもエンジンの強化に努めたいと思う。(といいつつ、既にかなりかけてる気がするが)

強化をする際に必要なのは現状把握。

今の自分自身のありのままを知らなければ計画の立てようもない。

現状と目標の差分を認識して数値目標に落とし込んでいくのは計画実現のための必須設定事項。
前々回のエントリでいえば、カテゴリーレーサーとのタイム比較がまさにその例だ。

「知彼知己百戰不殆」と孫子が書いているのと同じ。

日本では「敵を知り己を知れば百戦危うからず」の部分しか有名でないが、孫子の兵法書ではこう続く。

  知彼知己,百戰不殆

  不知彼而知己,一勝一負

  不知彼不知己,每戰必敗

ちなみにどうでもいいことだが、孫子の兵法書が書かれた時代は簡体字はなかったので、当時の繁体字で記載。
以下、現代語訳。

  自分も敵も知ってれば百回戦っても大丈夫

  自分を知ってても敵を知らなかったら勝ったり負けたり

  自分も敵も知らなかったら毎回必ず負ける

これを物置に例えるのであれば、物置の耐久強度と乗る人間の体重がわかってれば百人乗っても大丈夫ということだ。

つまり、孫子は、「自分を知るのはめっちゃ大事やねんで」ということが言いたかったのだ。


ということで、まずは自分を知ることから始めようと思う。


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