UCIレース日記第一戦目:初レース、初クラッシュ

「Ride for Japan」を掲げて走った初レース。

しかし結果は・・・。

ちなみにこれまではセンチュリーライドやイベントは走ったが、UCIの公式レースを走るのはこれが初めて。ブルベのときも順位は出たものの、そもそもブルベはレースではないので、順位というより「ゴール到着時間の昇順リスト」に近かった。


■走行前

朝6時45分開始というスケジュール。

15分前にはチェックインが閉まるので6時25分頃にはプロスペクトパークに到着。

すでに多数の参加者が集まっている。



Pro1/2/3からCat5、Mastersまで、全部合わせれば350人近い人がいるだろうから当然と言えば当然か。

受付をしてゼッケンをもらい背中右側に貼り付ける。



レース開始前にスタートラインに並ぶ。



横にはゼッケン1番(Cat5の1番なので501)が。

LOOKのロードバイクに、CinQoのパワーメーターを付けていた。というかレースだけあってみんな本気モードのロードバイクだ。



ただ中には小太りなおっさんも。

というかこの人もレースを走るのか。



ちなみにNYPDが交通整理をしており、いつもはNYPDにびびりながら赤信号で停車線を守っていたのが、今回はNYPD公認で思いっきりスピードを出すことができる(※公園の速度制限は時速25マイル(40km/h)なので、スピード違反で切符を切られているサイクリストも多い)


■開始

レースが始まり走り出す。

初めてUCIのレースに参加するにあたって心配だったのは、「そもそも自分が太刀打ちできるレベルか」ということ。

ちなみにコチラのブログでも紹介されているが、レースではドラフティングの効果が大きかったり、いわゆる「本番効果」があるので、通常の一人で走るタイムよりも8%~15%近く速いタイムが出るらしい。

とはいえ、以前のエントリで書いたように、簡単に千切られて他の参加者や運営に迷惑をかけてしまうようなレベルであれば避けたいと考えていた。


が、実際に走り出すと・・・。

「なんなんだ、このスローペースは・・・」

いや、スピードは出てるし、タイムも通常の自分よりも速いのでペース自体は速い。

のだが、明らかに力を入れてないし、楽である。

たとえるなら、いつもの60%くらいで十分集団について行けるイメージ

感覚的には、セントラルパーク一周で22分を切れるのであれば十分ついていけると思う。


■周回

7周ということだが、そんな感じでぬるいので、集団の中で脚を止めたり、ブレーキをかけたりしながら6周が終わる。

終始スローペースで、おそらく先頭も力をセーブしておきたいのか抑え気味で、集団自体ゆっくりムード。というかレースというよりグループ練習走行している感じだ・・・。

ただ、密集しているので周りのライダーにぶつからないように注意するのと、ダウンヒルやヒルクライムなど、前にいる集団と差が開いたり縮んだりするところでブレーキをかけなければいけなかったりするのに注意力が必要で、精神的に疲れた。


■ファイナルラップ

そうこうしているうちにファイナルラップに。

これで集団がばらけてスピードを出せるだろうと思ったら、いつまで経っても集団ゆっくり走行を続けている。

一人で飛び出そうと思っても集団になっているので抜きにくいし、レースの流れを乱すようで悪く、同じペースでダウンヒルのあとまで続く。

そして残り2分くらいの平坦で、やっとペースが上がり始める。

「これじゃあ結局、2分の速筋短距離勝負じゃないか。逆に他の選手はすでに力を使い果たしているんだろうか」などと思いつつ、自分もペースを上げる。

と、2つ前の選手の前輪が、3つ前の選手の後輪とハウスしたのか、いきなり転倒。

それに巻き込まれてすぐ前の選手も転倒。

高速走行しながら密集している中で自分も避けれず巻き込まれて転倒してしまった!

そのまますぐに走り出そうと思ったが、チェーンが外れていて、クリートもおかしく、他の転倒に巻き込まれた選手(合計4名)と一緒にお互いに声を掛け合う。

チェーンを直して走り直す。

そしてもう何位かわからない、最下位近くでゴール。

一番被害が大きかったのは左シフターのフード部分だった。ぐにっと曲がってしまっているのがわかると思う。



そしてクリートも欠けてしまいネジが2つふっとんだ。



体はほぼ無事で、右手人差し指が軽傷を負ったくらい。あとは左脚の付け根の関節に違和感があるが普通に走行できるレベル。



幸いだったのは自転車が無事だったこと。とりあえずこれでまた来週末のレースには参加できる。




ということで、散々な初UCIレースだったが、これでやっと「初心者ロードレーサー」の名前を名乗れるようになったと思う。

脚が余裕に残っていただけに、巻き込まれる形で転倒してしまったほど悔やまれるものはない。

1つ隣りのラインだったらとか、もっと手前で前に出てればなど後悔でいっぱいであるが、まあ運もあるのでしょうがない。

収穫としては、Cat5は余裕でついていけるレベルであるというのがわかったことだった。それがわかったので、来週のレースも帰宅後すぐに申し込んでおいた。

とりあえず来週はファイナルラップ手前でできるだけ前に出て転倒リスクをヘッジするようにしたいと思う。


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