が、もともと自転車で筋肉痛にならずにジョギングで筋肉痛になる筋肉であれば、自転車に乗る分には関係ないだろうと思って準備を進める。
いつも通り会場に到着して受付を済ませる。
スタートラインに並ぶと、目の前にリーダージャージが。今回はシリーズレースなのでこれまでのレースポイント1位の人がリーダージャージを着て走る。
■レース
そしてレースがスタート。
スタート時の心拍は90bpm台。丁度良い緊張感である。
ペースは速いほうだが体感的なものはドラフティングのおかげであまり感じず。
ペダルを休めたりしながら進む。
ちなみに例の元レーサーのフォトグラファーに勧められて読んでいる以下の本では、レースのポイントは最後のスプリント、一番力を出すべきタイミングまで「Fresh」でいること。以前紹介した他の記事でも書いたが、ロードレースとは「エネルギー節約ゲーム」である。
最近はレースにも随分慣れてきたので、周りをよく見る余裕ができてきた。
2周目で前のレーサーが遅れだして、その前のレーサーと3メートル以上離れてしまったので、「こんなところで千切られちゃダメだよ」と思いつつ、かわしてちょっと踏み込んで前の集団に追いついたりとすることもあった。やはりフレッシュに保っていると、いざというときに踏んでいける力が蓄えられている感じがする。
そして今回もクラッシュすることなくファイナルラップを迎える。
そこで前を走っていたトルコ人がウォーターボトルを投げ捨てる。スプリントする気満々である。ちなみになぜトルコ人とわかったかというと、Türkiye(トルコのトルコ語スペル)と大きく書かれたジャージを着ていたからである。
ファイナルラップに入るとポジション争いがすでに始まり出す。
ヒルクライムではアタックをかけてきた先程のトルコ人の後ろにつく。スプリント用にウォーターボトルを捨てるくらいなので彼なら前に出て行くだろうと思ってのことだった。
が、遅いっ!
彼の後ろについたものの坂の途中で失速し、どんどん抜かされていくので彼から離れて集団に復帰。
ヒルクライム後は、先週で三位以内に入っていたSiggi'sと、Kissenaの地元チーム二人の後ろにつく。
だが走っていくうちにやはり前後入れ替えが起こったりしてバラバラに。
ポジション争いが激しくなり、お互いブロックをしたりしながら残り2km。
自分も下ハンを握ってスプリントに備える。
残り1km。
前回はメイン集団から外れてスプリントに入ったため先頭スプリント集団に乗り遅れてしまった。
そのため今回はメイン集団の中で前を狙う。
残り500mあたりでスプリント状態に入っていく。が、前が一列状態に並んでしまい、抜けない。
自分もスプリントに入ろうとトルクをかけ始めるが抜けないためぶつかりそうになり、接触しては元も子もないので無念ながらもブレーキをかけて減速せざるを得ない場面も。
そんなこんなで残り200mになってしまい、すでに先頭はスプリント競争。だが、自分の前は同じく他のレーサーで塞がっていて前に出れない。
すると、右前に一台分がギリギリ通れそうなスペースを発見し、一気にすり抜けて前に出る。
残り100m。完全にスプリントに出遅れてしまった。
そこから一気に踏んでいくが時既に遅し。と思ったら、意外と前を走ってる人はそこまで伸びていない。
やはり200mを全力で走るのと100mを全力で走るのでは全然違うのか。
そのまま思いっきり踏み続けてどんどん前に迫るが、結局最初に出遅れたマージンが大きすぎたのか、すでに先頭5人はフィニッシュラインを切っている。右前を走っている3人に追いつけそうかと思って踏んでいるところでその間を後ろからスプリントしてきたレーサーに抜かれ、結局そのレーサーが視界を遮って他の3人を抜けたかどうかもわからずにゴール。
結果は10位。入賞は5位以内だが、一応結果は10位まで発表されるのでなんとか名前が残った感じ。
ちなみに最後のスプリントでは時速54.5km出ていた。
■総括
ファイナルラップ、特にゴールスプリントに入る流れが引き続き改善点である。
前回は、150mでスプリントを開始するなどと書いていたが、今回の経験でスプリントに入れるタイミングはレースの状況によって変わることを痛感。
今後は残り100mからでも、残り50mからでも、その距離に応じた「全力」でスプリントを出来るトレーニングも必要であると感じた。
有り難いことに来週は土日ともレースがあるので、平日の早朝トレーニングで試しつつ、週末の実戦に活かしたいと思う。
さらに次のエントリで詳しく書こうと思うが、地元チームにも入り、彼らも毎日トレーニングメニューを決めて朝練をしているので、その中でも揉まれてみつつ、パフォーマンス向上とモチベーションアップに役立てていきたいと思う。
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