観光客とニューヨークの年末

年の瀬にこんな記事が。

  今年ニューヨークに来た人は5000万人

ニューヨークの観光客は今年は5000万人。今年と言ってもまだ最後の数日は残っているがまあ誤差の範囲だろう。

ちなみに日本全体での昨年の来日外国人数が860万人程度ということで、ニューヨーク1都市だけで日本全国の来日外国人数の6倍近くに達することになる。

確かにニューヨークは国際都市だと思う。

街は碁盤目状で、南から1丁目、2丁目、東から1番街、2番街と数字で区切られているので、数字さえわかればどの国の、どの言語を喋る人でも現在位置を把握しやすい


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これが日本だと、日本語を喋れないアメリカ人が観光にやってきて、AkasakamitsukeとTameikesannouという超近距離ですら、その字面からでは位置関係を把握するのは困難であろう


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そして中央に位置する広大なセントラルパーク。まさしく都市計画の勝利かもしれない。まあ褒めるばかりでなく、裏を返せば古くからの歴史や伝統がない街だからこそなのではあるが…。

日本にしろ、今年行ったベルギーにしろ、歴史的背景を長年背負っている街は、通りの名前一つとってもそこには謂われや文化背景があるものである。

話を戻して、普段からミッドタウンを歩いていると、「ここを今歩いている人のうち半分くらいがニューヨークに住んでる人じゃないんだろうな」などと思うときがあるが、特にここ数日、街を歩いていると観光客が多い。普段のニューヨークと違い、家族連れも目立つ。



今日は30日で最後の出社日だというのに残業。体力を使い果たした。が、帰るときにもまだまだ観光客は沢山いる。



屋台デリにも観光客が群がる。いつもの昼はガラガラだというのに…。



ところで記事の中に、ニューヨークの人たちが迷惑しているものとして、「地下鉄や人混みの歩道を小型のスーツケースを転がして歩くツーリストだ。たいていキョロキョロと余所見をしながら歩いているから、足を轢かれる地元民が続出」とあるが、うーん、毎日ミッドタウンを歩いているが、足を轢かれたことなどないし、そういう場面を見たこともない。

ちなみに明日の大晦日は、タイムズスクエア周辺は封鎖されて後から来た人は入れなくなる。毎年恒例のカウントダウンのためで、中には前日から並んで、トイレも予めはいてきたおしめの中にする人もいるらしい。

その地域に自宅や職場がある場合は、エリア進入許可チケットを使って入ることができ、自分の場合は後者の名目で入ることができる。が、人混みにいるよりはローラー回していた方が自分のためになるので、黙々とローラーを回そうと思う。


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