日本でも配給されたので見たことがある方もいるかもしれない。
(※以下、中盤まで簡単に紹介しますが、そこも知りたくないという場合は、この先は読まない方が良いと思います)
■あらすじ
主人公はマダム・スーザというお婆ちゃん。
まだ小さい孫のシャンピオンと2人暮らしで、シャンピオンの興味がありそうなものを用意する。
シャンピオンがテレビのピアニストに興味を示せば、ピアノを用意して弾かせようとする。
が、シャンピオンは興味を示さない。
そんなとき、マダム・スーザは、シャンピオンの机の下から本を見つける。
中には自転車の記事のスクラップが。
そう、シャンピオンは自転車に興味があったのです。
マダム・スーザはシャンピオンに自転車(最初は三輪車だが)を買い与え、シャンピオンは自転車に目覚める。
月日は流れ、シャンピオンは本格的に自転車トレーニングを始める。
体型は完全に自転車選手体型となり、急坂を上る。
そしてコーチとして、三輪車で傘をさして笛を吹きながら追いかけるマダム・スーザ。いや、あんたが一番すごいですよ。
マダム・スーザもシャンピオンのマッサージをしたり、ホイールの振れを取ったりと全面的にサポート。それにしても音叉で振れを見つける方法はこの映画で初めて知ったので新鮮であった。
食事の際も、
重りがついた天秤の椅子に座りながら食べて、一定以上体重が増加するとそこで食事ストップという
そしてついにツール・ド・フランスに出場。
ところが山岳で遅れ、力尽き、最後にはマフィアに誘拐されてしまう。
連れ去られた先はベルヴィルというニューヨークを模した街。デブの女神(?)が示すように、町中の人々はみな肥満。フランス人のアメリカ人に対する固定観念的なイメージがこれまたシュールである。
シャンピオンはニューヨークのマフィア街で自転車レース賭博に利用されてしまう。
果たしてマダム・スーザはシャンピオンを助け出すことができるのか。
という、ストーリーである。
かなり独特でシュールな映画なので見る人を選ぶかもしれないが、数少ない自転車関連映画であるので興味のある方はぜひご覧いただきたい。といっても主人公はマダム・スーザで、見せ場もスーパーお婆ちゃんの凄まじさであるのだが…。そして、マダム・スーザの孫に対する、どこまでもけなげな愛情が心温まる。
あー、確かにこんな映画ありましたねー。
返信削除上映していた記憶があります。
しかし当時は今のようには自転車に興味が無かったんでスルーしてたんですよ。
今度ツタヤで探してみます(・∀・)
私も当時は日本にいたのに、全くスルーしており、存在自体を後になってから知りました(^^;
返信削除自転車はストーリーのメインというよりはサブですが、中々味のある良い映画ですよ。