TTS4.0への道(THE WAY OF THE TACX)第四回:TTS3のおさらい

欧州遠征記があと3日分なので一気に書き上げてしまいたいと思っていたが、TTS4.0が届いてしまった。もう来週末から今シーズンのレースも始まってしまうので、急遽、TTS4.0導入記としてシーズン開始までに特集しておきたい。(TTS4.0の購入動機となったエントリを遡及的に過去回として表題を修正している)

ちなみに表題「TTS4.0への道(THE WAY OF THE TACX)」はブルース・リー主演兼監督の「ドラゴンへの道(THE WAY OF THE DRAGON)」のオマージュであることは言うまでもない。ところで動画後半の日本人(役の香港人)空手家による「おまいわー、だんろんがぁ~」(お前は、タンロンか?)の凄まじい日本語は伝説と化している。



脱線するが、こちらは死亡遊戯(GAME OF DEATH)のメインテーマ。



話しを戻して(汗)、まずはTTS4.0を導入するにあたり、現在のTTS3を知っていないとTTS4との比較自体ができないので、TTS3での既存機能のおさらいと確認をしておきたい


■TTS3の問題、デメリット

最初に、TTS3でこれまでに発生してきた問題、悪名高いデメリットについてまとめておきたい。

詳細は当時のエントリにある以下の通りだが、大きく分けて二つ、(1)ソフトウェアのハングアップ&強制終了(2)バージョンのアップデートによるデータ喪失である。

  Tacx Trainer Software 3の不具合

  Tacx Trainer softwareの強制終了エラー

  TTS4.0への道(THE WAY OF THE TACX)第二回:Tacx Trainer Softwareのエラーとアップグレード

��1)については、例えばネットサーフィン中にブラウザがハングアップしたのであれば、開きなおしてページの続きから見ればよいが、トレーニングとなるとそうはいかない。再度起動するとまたトレーニングメニューの初めから開始になる上、それこそ秒単位でのインターバル中にハングアップした場合、すでに再起動するまでに時間がかかるので当初予定した強度でのトレーニングプランが破綻してしまう

60分でTSSが100になるようなトレーニングメニューで40分過ぎに強制終了した場合、直後に同じメニューをもう一度やるには体力が足りず、かといってそれでトレーニングを終えてしまうには負荷が足りなくなり、なんとも中途半端な状況に追い込まれてしまう

��2)はもう論外であるが、アップデートするとこれまでのトレーニングログやトレーニングメニューが消える(!)といったことがある。特にTTS3.6から3.7にアップデートする場合は、トレーニングログとトレーニングメニューが消える上、新規でトレーニングメニューを作成しようとすると必ず強制終了するため、最早「全くソフトウェアを使えない」状態になる。

ということで不満だらけなデメリット部分であるが、ここがTTS4.0でどれだけ改善されているかが今回のポイントでもあり、アップグレード動機でもある


■TTS3の機能概要

TTSの機能概要については、以下のエントリをご参照していただきたい。

  Tacx Trainer Software 3の機能

このうち、上記問題の(1)に関連して、「Tacx一番のウリのVirtual Reality機能が最も強制終了頻度が高い」という皮肉な結果であるのだが、せっかくなのでTTS4.0にする前に試してみた。


■TTS3のVirtual Reality

TTS3のVirtual Realityを走ってみる。TTS3でも天気がDynamic(走ってるうちに変わる)を選べる。



荒野を走り、



森を走り、



トンネルを抜け、



欧州遠征で散々見てきたような古城の前を通過し、



山を越えていく。



山頂に近づくと景色も変わる。



山肌や脇道のテクスチャは甘いが、それはまあ愛嬌。



山を下る。



途中の街を通過。



次の山へ。



クライミングの途中でも沿道の声援が。これまた描画が適当だし、角度によっては紙のように薄っぺらい



ちなみにトラックコースもある。昼か夜かを選べ、夜にするとスポットライトがあたる。



最終ラップになるとジャン(鐘)が鳴らされるのはなかなか凝っている。



さらに最終ラップではカラーのスポットライトまで照らされる。



ということで、このTTS3からどれだけ進化を遂げたかがTTS4の注目点である。

が、TTS4を試す前にしておかなければならないハードルがあったのであった。


2 件のコメント :

  1. 「おまいわー、だんろんがぁ~」で爆笑しました(^o^)
    いやあ、懐かしい。
    しかしブルース・リーのあの肉体は凄いですね。また死亡遊戯観たくなりました。

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  2. 初心者ロードレーサー2012年2月26日 5:21

    しかも当時の香港映画ってセリフは声優が担当してるので黄仁植本人の日本語じゃないんですよね…。私もブルース・リーレベルの肉体まで磨き上げてレースを走りたいものです。

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