欧州遠征記13日目:アントウェルペン観光 ノートルダム大聖堂

ブルッへから高速を通ってアントウェルペン(アントワープ)へ向かう。



アントウェルペンに入ると、ケルンやヘントと同様に路面電車もある。





そして前をふと横切る自転車。その形はルクセンブルクで見たシェアサイクルに似ている。



もしやと思っているとシェアサイクルのステーションが設置されている。どうやらアントウェルペンでもシェアサイクルが導入されているらしい。




■ホテルでのマイナスイメージ

まずはホテルにチェックインする。狭い地下駐車場に車を入れて駐車。

その後フロントでチェックインすると、「地下駐車場は予約でいっぱいだから外部の立体駐車場へ入れてくれ」とのこと。

こちらは事前にホテル内の駐車場利用の旨を連絡していたのだが何も説明なし。不信感を抱きつつも車をホテルから歩いて3分程度の立体駐車場へ移して戻ってくる。



やっと部屋のキーをもらってエレベーターを上がって部屋へ。

ところがもらったキーは普通の鍵なのだが、ドアにはどこにも鍵穴がなく、カードをスライドさせるカードキー用の電子キーが付いている。

またフロントへ戻って、事情を話すと何も言わずに、付いて来いといったジェスチャーをされて一緒にエレベーターになる。

部屋のドアの前で専用器具でドアのノブにあるプレートを外すと中から鍵穴が顔を出した。

曰く、「二種類のキータイプがあって、鍵穴の場合はプレートを外さないと駄目なんだ」とのこと。

「すみません」の一言もなく、これにはさすがに腹が立った。「そんなん、今頃言われてわかるかいな!事前にやっとくべきやろボケー!」と突っかかったが、他の客からの質問を受けて、結局一言も誤りもしないままその客とどっかへ行ってしまう。

既にドアは開けれるようになっているし、ここで抗議を続けて観光の時間をなくしてしまうのも本末転倒なので怒りを抑えて部屋の中へ入り、荷物を置いて観光へ。


■ノートルダム大聖堂へ

アントウェルペンといって日本人に最も有名なのは、間違いなくノートルダム大聖堂であろう。

そう、「フランダースの犬」でネロとパトラッシュの最期となった場所である。

そもそもノートルダムはフランス語でNotre Dam(我々の貴婦人)

オランダ語でノートルダム大聖堂をなんていうか…。

わ、わからん…。

後で確認した結果、ノートルダム大聖堂のオランダ語表記は「O.-L.- Vrouwekerk」。O.L.はOnze Lieveの略で、英語のOur Ladyに相当

もちろん、その場ではそんな表記は知らないので、とりあえず街で一番でかそうな教会を目指して歩いていく。



と、その途中にこんなものが。



こ、これは、つい最近ニュースで見た、パリで流行ってるというポストイット戦争みたいだ。



そうしていると教会が…。でもこれではなさそうである。



すると遠くに目を引く鐘楼が見える。むむむむ、あれこそ世界遺産の鐘楼を有するノートルダム大聖堂に間違いない。と思おう。



ということでその建物を目指して歩く。



やっと建物の正門に到着。この大袈裟加減がカトリックっぽくてそれっぽい。



目印はその形もさることながら、正門前にあるフランダースの犬の記念碑



ネロとパトラッシュ、そしてその友情が日本語で彫られている。




■ノートルダム大聖堂



いざノートルダム大聖堂の中へ。



アントウェルペンのノートルダム大聖堂といえばルーベンスの最高傑作とも名高いこちらの三連画

聖母被昇天



キリストの昇架



キリストの降架である。



そういえばこの天井画もフランダースの犬に出てきていた。



ネロが文字通り命と引き換えにしてまで見た絵画がこうして見れるとは感慨深い。




■グロート・マルクト

ノートルダム大聖堂を出て川辺へ向かって歩くとマルクト広場に出る。



広場の周囲にはルネサンス様式の市庁舎に、



ギルドハウスが立ち並ぶ。



そして広場の中央にはブラボー像の噴水がある。



古代ローマの兵士のブラボーがスヘルデ川の巨人、アンティゴーンを切り倒して退治して、その手(ant)を投げた(werpen)伝説に由来した像で、アントウェルペンという名前の由来にもなっている。



けっこう像はリアルで、アンティゴーンの切り取られた手首や首からも水が出ている。



ちなみに噴水で地面はびしゃびしゃ。



さらに川辺へ向かって歩くところで、長くなってしまったので次回へ続く。


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