デラウェア川サイクリング:3日目 タマニー山攻略

キャンプ三日目。

昨夜は夕食の後、



カルカソンヌというボードゲームをして寝るのが遅くなってしまった。カルカソンヌについてはこちらのブログで詳しく取り上げられている



まだ眠気が残る中起床。まだ薄暗い中を昨日と同じように準備をして出発。



朝早いこともあってかまだ工場も灯りがついている。



今回の目的地はDelaware Water Gap沿いにあるサイクリングロード。

昨日の「サイクリングロードとは呼べないサイクリングロード」とは違い、ちゃんとロードバイクでも走れる道であることを既に走ったことがあるいまさんさんに確認済。

ロードバイクで走れるくらいであれば、タイヤが太いブロンプトンなら余裕だろうと思ってペダルを漕ぎ出す。

昨日と同じようにデラウェア川に架かる橋を渡る。



橋の上からの風景。南側。



北側の上流。うっすらとDelaware Water Gapのタマニー山が見える。



ニュージャージー州に入ってからはデラウェア川沿いに北へ進路をとる。



川と平行して走っている高速道路沿いに進んで、川の上流にあるDelaware Water Gapへ進んでいく。



遠くにはDelaware Water Gapの山。山に霧がかかって白く覆われている。





ところが…。Dead End(行き止まり)の標識



辺りを見てみると、それより西には高速道路に入るランプ…



ちなみに向こうに見えるのは、昨日のポーリンズキル高架橋と同じ路線、ラカワナ短絡線のデラウェア川高架橋(Delaware River Viaduct)である。デラウェア川と高速道路I-80(Interstate 80)の上に架かっている。



そしてDelaware Water Gapの東側は、北に繋がっているとは思えない、東へと続く道が伸びている…



どの道でDelaware Water Gapにまで行けるんだろうかとGoogle Mapを確認すると…


View Larger Map

い、一般道が繋がってない…だと…?

詳しく見ても北へ続く道はなく、高速道路でしかDelaware Water Gapの入口へ行けないことが判明する

なんてこった…。

これまで一度だけ、ロングアイランドで行われるレース会場へ行くときに高速道路を走行したことがある。そのときはBingのルート案内であらかじめ調べておいたルートに従ったのだが、走っていくと高速道路がルート内に入っていることがわかり、一般道で迂回していたらレース開始時刻に間に合わないため仕方なく一区間だけ高速を走行したのである。

が、今回はロードバイクでもなければ距離もけっこうある。折り畳み自転車で高速道路を走る気にはさすがになれない。

ここで一気に予定が狂ってしまったが、しょうがないので近場の山でも探して上ってみることに。

先ほどチェックした東へ続く道に入り、Delaware Water Gapの手前、というか、Delaware Water Gapの峡谷を形成している南側の山の斜面を上ろうと思ってGoogle Mapをチェック

と、Delaware Water Gapの端にあるタマニー山から連なる尾根沿いに、アッパー・ヤーズ・クリーク貯水池という、池というより大きさからは湖があるのがわかり、そこへ向かうことに決める。ちなみに富士山のような円錐系の山と違い、デラウェア川で浸食されたタマニー山は、デラウェア川に沿って東に尾根が延びている



辺りは自然に囲まれ、小川が流れ、



放し飼いの馬が



Frog Pond Roadという、松尾芭蕉の俳句を想起させるような道を進む。



丘陵地帯を抜けて山がちになってくる。



タマニー山の尾根が向こうに見えてきた。



段々と近づいていく。



山に入って10%前後の坂が続く中を上っていく。



そして貯水池の手前に来たところで…



関係者以外立ち入り禁止になってた…。(´・ω・`)

まあよくよく考えれば当然かもしれない。住民の大事な生活水。観光収入でも得ているならともかく、毒でも入れられたら大変な事態になる政府施設が野放しにされているわけがない。

まだ上り足りてないと思いながら踵を返すと、Mountain Terraceという気になる名前の道が。



Google Mapで見てみると、行き止まりなのだが、タマニー山の尾根に向かって真っ直ぐに伸びている

クライマーたる者、マウンテンという名前が付く道なら進まぬわけにはいくまいっ!

いざMountain Terraceへ。



そしてあまりの斜度に驚きと喜びを感じながら進む。写真では分かりづらいが、Garmin Edge 500の勾配は斜度15%~25%をコンスタントに表示し出す



折り畳みでこの激坂はまさに願ったり叶ったり踏んだり蹴ったりで、全体重を乗せてもペダルが一向に動かないため、上半身の力で強引に踏み込んで一番上へ。

見上げるとタマニー山の尾根の頂上がすぐそこである。



振り返ると一気に視界が開ける。



朝霧がかかる山肌が一望でき、まさにMountain Terraceの名に恥じない景色であった。



ここでタイムアップ。

キャンプ場へ向けて帰路を急ぐ。

無事キャンプ場について朝食。



朝食はパンケーキに、



ベーグル。



午前中は友達と話しながら脚を休める。



そして午後、今度はデラウェア川を下ってくるカヌーに参加するのであった。




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