デラウェア川カヌーイング

キャンプ三日目の午後、キャンプ場でカヌーでの川下りを催していたので申し込んで参加することに。

ちなみに参加費用は1人5ドル(≒400円)。安い。

参加者は自分のグループから6人、そして白人カップル2人の計8人。



ドライバーのおっちゃんがカヌーと一緒にデラウェア川の上流まで運んでくれ、2人の女性インストラクターが一緒に下ってくれる。

おっちゃんは自動車で先に戻り、ちょうどキャンプ場までカヌーで下ったところで上陸して車にカヌーを積み込んで終了という手順である。

って、8人で計40ドル。キャンプ場側3人の人件費を考えると利益度外視でサービスしてくれてる感じである。

車に乗ってインストラクションを聞きながら上流へ。



ここから下るんだといって降ろされる…。



ってここは、昨日、今日と自転車で渡ったPortland-Columbia Pedestrian Bridgeじゃないか。



なんとこの橋の右下から川に降りられるようになっていて、ボートの乗り降り場として賑わっていたのである。



自分もそこから乗って、いざデラウェア川へ



視線が水面の高さということもあってかなり低く、川沿いをサイクリングしていたときとはまた違った景色、感覚がある



自転車に乗っているときは交通路の障害物でしかない川が、今は交通路として使っているのが不思議な気持ちである。



川を下っていくと、今朝自転車とともに写した工場の煙突が。


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さらに下ると、これまた廃線となって錆び付いてしまったラカワナ鉄道の鉄橋が。


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これまで基本的に自転車のみに絞ってトレーニングしてきたわけだが、ボートはボートで面白い



というのも、自転車と共通する部分が多くて興味深いのである。

パドルはペダルそのものであり、パドルを漕ぐ速さはケイデンスに相当。1回のパドル操作も、斜めに入れて水面付近で軽く漕ぐだけか、水中で漕ぐ方向に垂直的に水を押し出すかで勢いが変わり、あたかもギアが違うペダルでのトルク力の違いのよう。



右左右左とパドルを漕ぐさまは、左右の足で交互にペダルを踏むかのようである。

今回はカヌーなので船体はかなり重く、2人がかりでも持ち上げるのに苦労するほどである。

一方で、インストラクターの2人が乗っていたカヤックは、船体が軽いため進むスピードも速い。だがカヤックの場合、重くて安定するカヌーとは違い不安定でバランスをとるのが(カヌーよりも)難しい。スピードアップで軽量化に進化を遂げるあたりは、まさしくママチャリとロードバイクの違いに通ずるところがある。



次はぜひカヤックに乗ろうと思いつつカヌーイングを終了。

お腹が空いたところで夕食はペンネ。



シーザーサラダも良い味を出している。



しっかり補給して最終日の朝のサイクリングに備えるのであった。


4 件のコメント :

  1. ボート安いですね・・・。
    学生の時に漕艇部(ボート)だったのを思い出しました(笑)確かにオールを水に入れて漕ぐ速度をボートではピッチといってストップウオッチで計りながらコックスという舵取りが大声張り上げて指示してました。
    なんか競技用のボートが懐かしいです。。
    しかし良いですね~自転車にボートに楽しそうですが朝一番は中々一緒に走る方はキャンプでは居ないですかね・・。

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  2. 初心者ロードレーサー2012年7月1日 22:07

    詳しい説明ありがとうございます。漕艇部だったんですね。どうりでお詳しいはずです。自分は素人もなので、ピッチも「これはケイデンスっぽいけどケイデンスとは呼ばないんだろうな」と思いながら漕いでました。
    キャンプにも自転車を持ってきた人はいるのですが、まあキャンプ場内をちょっと走るようなポタリング用ですね。わざわざ早朝に起きてレーパン履いて走ってるようなのは私くらいでした(汗)

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  3. はじめまして、いつも読ませていただいております。
    20年位前にフォートリーに済んでいた頃(現在は石川県在住)に、ここでカヌーで川下りをしました。
    ベアーマウンテンとかセブンレークとか懐かしいところが一杯出てくるので、楽しく読んでおりました。
    自転車はフォートリーの近くのPALISADES PARK(だったと思う)の自転車屋でTREK1200というロードバイクを買って乗っていました。
    もうひとつ後のエントリーの野ウサギの件、スカンクじゃなくって良かったとつくづく思います。あれを轢いた日には1マイル四方くらいが臭くなり、轢いた車は使い物にならなくなるでしょうから。
    今後とも、よろしくお願いいたします。

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  4. 初心者ロードレーサー2012年7月3日 0:15

    とらねこさん、はじめまして。
    20年も前にデラウェア川の同じ場所で川下りされていたとは大先輩ですね。しかも自転車でもTrekで同じメーカーとは。Trek1200というとあのトップチューブがホリゾンタルに真っ直ぐ伸びたフレームですよね。今後もNY周辺をエントリしていきますので懐かしがてら見ていただければと思います。
    それにしてもスカンクにはそんな罠があったとは知りませんでした。オナラをしたときだけじゃなくて体内から既に臭いんですね。ロードバイクが接触でもしようものなら、バイクも使い物にならなくなりそうで怖いです。。。

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