アメリカでの自転車利用促進に対する統計結果

こんな統計資料があったのでご紹介。

自転車道について、今後増えていくかどうかのアンケートをアメリカのPrinceton Survey Research Associates Internationalで実施したものである。

この結果、「増えていくか現状維持」と回答した人が「減っていく」とした人より圧倒的に多いことがわかり、基本的に大多数の人が自転車利用の促進に賛成していることがわかる。

また、明確な差が出ている部分としては、都会の方が郊外よりも自転車利用への関心が高い。ただ、郊外は道も広く交通量も少ないため、郊外では既に自転車に不自由ない環境があるからかもしれない。

年齢で見ると若い人の方が、学歴では高学歴になるほど関心が高いのも特徴的である。

ちなみに政治では共和党より民主党の方が関心が高い。自転車政策への力の入れ方も変わってくるし、我々自転車人間にとっては投票行動にも影響してくるかも知れない。

たまにはこういった統計を見てみるのも人々の関心分布がわかって面白いものである。


2 件のコメント :

  1. 田舎は環境があるってよりそもそも広すぎて自転車を使うのが現実的じゃないと思われてるだけですよ。
    距離感がそこから狂って1マイル先のスーパーに、100ヤード先のアパート内のゴミ捨て場にも車で行ってしまう始末。ハイパーペアレンティングの結果子供も殆ど外で遊んでないので誰も使わない立派な歩道がそこら中にありますよ。
    ところでこれ、「増やす」と「現状維持」をひと括りにしてるのがちとズルいですね。共和党のデータはここらへんが都合が悪いってのは想像出来ますが・・・

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  2. 初心者ロードレーサー2012年6月12日 22:51

    確かに田舎の場合はそもそも必要性がないというのがありますね。私の場合、郊外に行って走ると交通量や道幅の面で走りやすい環境に感心するものですが、サイクリストならともかく、大多数の一般の人にとってはもともと自転車に乗る機会などないので無関心…。となると、80%以上の「肯定票」の大部分が「増やす」ではなく「現状維持(というか、無関心なのでどちらでもない)」なのかもしれませんね。

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