ツールドフランスの当選発表。
2012年のステージ構成ではチームタイムトライアルはなく、第9ステージ、第19ステージともに(さらにプロローグも)個人タイムトライアルとなっている。
散々方々で言われている通り、Massが大きい選手が有利となるコース設定であるので相対ワット(watt/kg)で勝負する体重の軽い選手にとっては不利な選考であり、その旨も触れられていた。
しょうがないこととはいえ、平均身長も高い欧米人に比べてMassが小さい傾向のある日本人選手にとっては辛い内容である。
とはいえ、ロードレースは様々なコースプロファイルありきの世界であるので、コースに文句を言ってもしょうがない。
それこそ、クライマーなら、ひたすら上りのクライミングコースであれば相対ワット勝負の世界になるし、逆にTTスペシャリストであれば、ひたすら平地のコースならクライマーに負けることなど無いかもしれない。
自分のような趣味でやってるホビーレーサーは、得意なコースプロファイルのレースに的を絞って出場することもできる。クラッシュリスクが高ければ不参戦という選択肢を取ることも可能である。が、自転車で飯を食ってるプロとなると好き嫌いするわけにはいかない。
どんなに自分に不利であってもプロである以上その世界で戦っていかなければならない。
そこがアマにはないプロの覚悟であり、強さであり、プロのプロたる所以なのだろう…。
ちなみに、レディオシャック・ニッサン・トレックでもプレ選考が発表されたが、アメリカの40歳プロレーサー、クリス・ホーナーは腰の故障で選考から漏れてしまった。
Horner to miss the Tour de France
すでにツールに向けて目が離せない戦いが始まっている…。
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