常識を覆したハブ
特に0.1gの力を加えると回り出すというくだりは感動ものである。
軽量化と逆を行くといっても、個人的にはハブの軽量化よりも回転体の外周となるリムの軽量化の方が大事で、回転の中心となるハブそれ自体の軽さは二の次で良いと思っているのでそのコンセプトにも納得である。
そしてこんなものを見ると物欲は更に刺激される。
ホイールを買うとアメリカに持ってくるのは大変(Oversized Luggageになるし、そもそも運ばれる際の損傷リスクがある)だが、ハブだけ買ってきてこっちで組むならなんとかなるかもなどと想いを馳せる。
が、値段を見てみると・・・。
GOKISO スーパークライマーハブ 682,500円
うーむ、高い。
今度は冷静に自分を抑える思考が働く。
結果が全てのこの世界、GOKISOのハブを使っていてもその選手がツールやジロで勝ってるわけではない。
逆に他のハブでだって世界選手権を獲れる。
自分がGOKISOハブに乗り換えてマウントワシントンのヒルクライムレース※を走って、ツールとブエルタで総合9位に入ったトム・ダニエルソンの記録を超えられるかというと答えは火を見るよりも明らか。(※「アメリカで最もきついヒルクライムレース」(公式ページより)。レコード保持者は現ガーミン・シャープ所属のトム・ダニエルソン)
頭ではわかってることだが、やはりこの世界、機材ではなく人なのだ。
機材はモチベーションを保つための一時的な薬にはなっても人の代わりにはならない。
ということで機材はまた今度、まずは人を磨こう。
ごもっとも (笑)
返信削除物欲や雑念は捨てて修行に精進します。ってなんか修行僧みたいになってきました(笑)
返信削除こんにちは。
返信削除Gokisoを持っているわけではありませんが、そんなに凄いというほどでもないらしいですね。ホイールの良しあしはハブだけではありませんから。
こんにちは。
返信削除たしかに、ハブだけでなく重量やカウルの空力等、いろんなポイントがありますからね。ゴルフボールのようにディンプル加工したり、はたまためちゃくちゃ軽いホイールだったりと、ある意味競合しないようなセールスポイントで巧くパイを分け合ってるのかもしれません。まあどちらにしろ、ホイールだけでタイムや速度が一気に変わるようなものだったらとっくにUCIで禁止されてるという話しですよね。。。