自転車通勤をご一緒することがあるいまっちさんは体幹が冷えやすいようで、何枚も重ね着していたりする。
一方自分は着ても2枚まで。それ以上だと背中がぐっしょり汗で濡れる。
マイナス14度のときも体幹は2枚で十分だった。
逆に、いまっちさんは指先が寒さに強く、自分はすぐに冷えて感覚がなくなってしまう。
いまっちさんが1枚や2枚のとき自分は3枚。それでも後半には指先の感覚がなくなってくるくらい冷えてしまう。
指先さえなんとかなれば冬でも快適な自転車通勤ができるのに・・・というのが悩みの種になっていた。
■足の防寒
まず手よりも軽症な足。
こちらはイギリスから極寒用の靴下、Heat Holdersをゲットしたことでとりあえずは何とか凌げる状態になった。
TOGという耐寒レイティングが高く、中はUGGの靴のように(といっても羊毛ではない)モコモコ。欠点は厚すぎて靴がきつかったり、レッグウォーマーを被せて締めてやらないとチェーンに干渉することくらい。
普通の靴下とこのHeat Holdersがあればマイナス5度くらいまでならOK。
マイナス14度のときはさすがにそれでも感覚がなくなったが、シューカバーを取り付けることでなんとかなるであろう。
■手の防寒
そして一番防寒対策が必要な手の指先。
これまで手袋の重ね着で対応してきたが、ものによっては重ね着すると指を圧迫してしまい鬱血して(寒さとは別の意味で)感覚がなくなってきたこともある。
完全防風のゴム手袋を一番下に、その上にパールイズミの手袋、さらに上に今回日本で手に入れたiHeatの手袋という3枚重ねでもマイナス5度くらいで既に寒くなってくるという始末。
もはや普通の手袋では重ね着しても限界があることを痛感し、ついにこいつに手を出す。
■ロブスターグローブ
そう、バルタン星人手袋・・・じゃなくてロブスター手袋である。
以前少し取り上げたことがあるが、当時から4年越しでついに試すことにした。
人差し指と中指、薬指と小指をそれぞれペアにすることで、外気に触れる表面積を減らして暖かさを確保する。さらにCraftのこのタイプは中に薄い指ごとの生地もあって、実際には各指が手袋のように包まれる形になる。
が、防寒は十分なのだが微妙に使いにくい。
これだと2本指がセットになっているのでブレーキ操作は制限されてしまうが、自分は三本指でブレーキをかけることもあるため小回りが効かない。
それに走行しながらアイウェアを外して背中のポケットに入れたり携帯を出したりといったことがしにくく、落とすリスクを高めてしまう。
■バーミッツ
そんな中オーダーし、先週末に到着したのがこいつ。
バーミッツ(Bar Mitts)という名前がついているが、日本のママチャリでもよく使われている、いわゆる「ハンドルカバー」である。
さすがに専用設計だけあってベルクロがついていて装着しやすい。
内側にもブルホーンバーに固定する用のベルクロがついているのだが、フラットハンドルのブロンプトンでは固定できず、ゆるゆるながらもいざというときのためにフラットハンドルに引っ掛けておく。
ということで早速今週から試してみた。
氷点下前後だった昨日の朝は一応中に薄手のパールイズミの手袋をつけていったのだが・・・。
暖かい。
手の感覚がなくなるどころか、まるっきり寒さを感じず、オフィスについた時にはパールイズミの手袋が汗で濡れていたほどであった。
唯一の欠点といえば、「ガーミンのサイコンやライトが装着しにくいこと」と「ベルが生地と接触して鳴りにくいこと」、「横にはみ出るので車の間をすり抜けにくくなること」、「見た目が格好悪いこと」くらいである(って全然「唯一」じゃなかった・・・)。
が、この格好悪い見た目でロードバイクを抜いて行くのもまた気持ちいいものである。
自分としては名よりも実を求めたいし、冬に快適に走り続けるためには強力な武器になる。
氷点下に達しなければ中は素手でも十分で、やはり素手だとハンドルやブレーキの感触もダイレクトで操作しやすい。
これで最大の難題であった指先の防寒が確保できた。
一度マイナス14度の環境でどこまで耐えられるか試してみたいものである。
おお! 同じバーミッツとは奇遇です(・∀・)
返信削除気温0度体感温度マイナス5度くらいでも薄手の春秋用グローブで間に合っちゃうし、分厚い冬用ブローブではやり辛い変速やブレーキ操作がしやすいのが良いですね。
でもグローブが汗まみれになりやすいのが玉にキズですが(贅沢な^^;
いつも楽しく拝見させて頂いてます。
返信削除自分も指が冷えます。-1℃のなかコットンのニットじゃ当たり前かぁ
ってんで、古いスキーグローブ使ってます。最近は3本指のもあるよ。
でも、ハンドルカバーには負けるねw
あと、ブレスサーモは、発汗した水分で温まる仕組みなんで、
寒すぎで発汗しないでいると、いつまでも寒いという話もあります。。
バーミッツはもう手放せない感じです。
返信削除混雑するマンハッタンの車道では自動車の間を抜けるときにちょっと不便ですがそれを補ってあまりあるメリット。あとはベルさえ干渉しないようにできれば完璧なのですが・・・。
スキーグローブはけっこう愛好家の方が多くて効果あるみたいですね。
返信削除ブレスサーモの発熱ウェアは私も愛用してますが発熱効果は実際はプラシーボ程度で保温くらいしかないと思ってます。というのもブレスサーモ繊維の実験コーナーで1度使用済みの繊維はいくら水で濡らしても発熱しなかったので・・・。(^^;
スキー用のグローブは2か3本指のが多いのかな?
返信削除私が使ってる奴は5本指なのでブレーキもシフトダウンもそれなりにできます。
といっても指が太くなってるようなものなので、慣れるまで操作しにくかったですが・・。
たしかに厚くなればなるほど操作がしにくくなるので細かい操作やちょっと止まって携帯をいじりたい・・・ってときに大変ですね。その点、バーミッツだとすぐに素手が使えるのでとっても楽だったりします。
返信削除Bar Mitt,早速購入してみたいと思います!私の場合は、足の指が先日のライドで真紫になり、本当に取れるかと思いました、、、
返信削除冬の中でのライド、おつかれさまです。Bar Mitt、めちゃくちゃオススメです。今朝はWind-chillが華氏0度でしたが、Bar Mittの中に薄手の手袋で余裕でした。私も足の指先はいつも悩みの種ですが、今日はシューカバー&靴下2枚で乗り切りました(それでも手の指に比べれば冷えましたが)
返信削除