ニュージャージー大火災の爪痕

ニュージャージーにあるエッジウォーター、昨夜の炎上から一夜明けた今日。

ジョージワシントンブリッジを自転車で渡っているとまだ煙が出続けていた



昨夜とは風向きが変わり、スモークがハドソンリバーを越えてマンハッタンにかかっている。



現場の対岸にある123丁目付近からの写真。昨夜は暗くてよくわからず、ハドソンリバーにでかい船が止まってるなぁくらいにしか見えなかったのだが、消防艇であった。



その後ハドソンリバー沿いを南下していると、100丁目を越えたあたりで一気に空気が変わる

木を燃やしたような臭いが鼻をつき、まさしく対岸の大火災の煙が来ているのがわかる。

自分は焚火の煙でも長い間吸っていると肺が痛くなるくらいなので、肺に少しずつ違和感を感じながらなんとか抜ける。

が、煙は南東に向かって流れているからか、ミッドタウンで街中に入るとまたあの臭いがあたり一面に立ち込めている。

ハドソンリバーを越えてミッドタウン中に広がる煙の猛威に火災の壮絶さを感じざるをえない。


夜、11時前だが、大きな煙はなくなったものの現場付近ではまだ少し煙がくすぶっていた。消防艇はいまだに停泊したままである。




ちなみにメディア報道によれば、昨夜の火災で240戸が焼失、周辺の非難を余儀なくされた世帯も含めると「Homeless」※になった人は1000人を超えるらしい。(※日本語でいうホームレスとは違い、住む家がない人という意味)

More than 1,000 homeless after horrific Edgewater fire, officials say


火災の中心は昨日のエントリでも掲載したAvalonという高級コンドミニアム。




住宅が密集していれば、いくら自分の家だけ失火に気をつけていても延焼で巻き込まれてしまう大火災。

まさしく他人事とはいえず背筋が凍りついた一件であった。


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