いつものようにハドソンリバー沿いのグリーンウェイを走っていた。
グリーンウェイには線が引かれていて、自転車と歩行者&ジョガーに分かれているのだが、歩行者&ジョガーが自転車側を歩いていること自体は日常茶飯事。
ニューヨーカーの辞書にマナーの文字はないのである。
今回も自転車側どころか右端を走っているジョガーがいたので左からパス・・・。
が、いきなり後方も見ずにUターンをし出す。
とっさのことに両手はブレーキを握っているためベルを鳴らす間もなく、声を上げて叫ぶ。
が、耳にはイヤフォンで聞こえてない。
そのまま接触。
通常自転車対歩行者は歩行者の方が重傷になる可能性があるため、逆にこちらが故意に車体を寝かして転ぶことで接触は最小限。
ジョガーは腕と接触した程度で、逆にこちらは接触を和らげようと接触したハンドルをその場で無理矢理切って衝撃をいなしたためズザーッっと転倒。
声を張り上げて怒りたいところだったが、接触相手は初老の女性でSorryを繰り返す。
逆ギレされればこちらもそれなりの反応をするかもしれないが、向こうも自分の非を認めているので「Uターンするときはちゃんと後ろを確認するようにしてください」と丁寧に注意して終わり。
相手の女性はほぼ無傷で自分は擦過傷のみ。
ブルホーンのアタッチメントが外れたが、その場でレンチをハンマー代わりにして押し込んで出発。
今回は被害が双方少なくて不幸中の幸いだったが、自転車通勤で一番嫌なのはイヤフォンをつけてるジョガーやサイクリスト。
百歩譲ってイヤフォンをつけてたとしても、それならそれで道の端を走るなり、急な方向転換をするときは前後左右を確認して欲しい。
それすらしないということは安全に対する危機意識が全くないということ。
自分だけの怪我なら自業自得で済むが、他人を危険に巻き込む以上、自己責任では済まされない。
自分の安全に注意を払えない人は、もちろん他人の安全に対しても注意を払えないので上記のような人は基本的に公道の危険を高めているだけである。
夏になると有象無象のジョガーやサイクリストが急増するので、この手の輩が大量発生する。
雪が降ると走りにくいので困るが、そう考えると氷点下になる手前の冬あたりが(シリアスなサイクリストやジョガーしかいないので)一番走りやすい季節かもしれない。
僕も昔ありましたよ、バイクレーンでのイヤホン付けたジョガーとの接触。状況もほぼ同じで、こちらが声に出して接近を警告したのに直前で直角に進路変更。中年の女性でしたが取り乱してこちらを訴えると言い出して警察沙汰に。結局周りの通行人が僕に非が無い事を証明してくれて一件落着しましたが、いい気分ではないですね。
返信削除余談ですが、最近はアメリカで警察官による人種差別が大きな問題になってますよね。でもあの時の警察官はすごくプロフェッショナルで、こちらの話も時間をかけてしっかりと聞いてくれ、怪我の心配もしてくれ一切嫌な思いをする事はありませんでした。
自転車対歩行者とはいえ完全に歩行者のミスで逆ギレされるのはかないませんね。橋のランプのような狭い箇所でも毎日のようにイヤホンをつけて真ん中を歩いてる人をみかけますがホントに自分のことしか考えてないというか危ないということを認識する気がないというか、想像力の欠如としかいいようのない人が多いのに辟易してます。こちらは日本のように警報機が実質使用不可になってないのでサイレンのような大きな音がなる警報機をつけようか考えてます。
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